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「鉄人の日」記念! 中村憲剛、和田毅ら松坂世代の“鉄人アスリート”が語る、人生に勝つ5つの名言

本日6月13日は「鉄人の日」と呼ばれているのを知っていますか?
1987年6月13日、「鉄人」の愛称で親しまれたプロ野球、広島東洋カープの衣笠祥雄選手が、2131試合連続出場を達成したことに由来しています。

今回は「鉄人の日」にちなんで、書籍『鉄人の思考法 1980年生まれ、戦い続けるアスリート』から、一流アスリートたちの名言を抜粋して紹介します。
本書は、「Number」の元編集者でスポーツライターの二宮寿朗さんが「1980年(度)生まれ」=「松坂世代」で、(取材時)現役で活躍を続けるアスリートにインタビューした内容をまとめた1冊です。
挫折や困難を乗り越え40歳近くになっても戦い続ける“鉄人的アスリート”の人生哲学が垣間見える言葉たち。
スポーツファンならずとも胸がアツくなる名言連発です!

(構成・文/よみタイ編集部)

中村憲剛選手(サッカー)〜若さの秘訣は自分流に楽しむこと

写真は単行本より。(撮影/熊谷貫)
写真は単行本より。(撮影/熊谷貫)

「もしいま、サイドバックをやれと言われたら、楽しんでやりますよ。最終的にはどうせやんなくちゃいけないんだから、どうせなら楽しくやったほうがいい」

いまは昨シーズンの大怪我からの復帰に向け、順調にリハビリを進めている中村選手。
松坂世代アスリートの中でもひときわ若々しい印象があります。

アンチエイジングの秘訣は、「しなきゃいけない」を減らして、なんでも自分流に楽しむこと。
例えば食事法にも厳格なルールは設けず、体重を戻すアプローチがストレスになる前に、未然に防ぐ。
自己啓発本のようなものもあまり読まないといいます。人のやり方を取り入れると、それが“〜しなきゃいけない”になりかねないからです。

ナチュラルに自分の内なる声を聞きながら、毎日を楽しむ。
辛いことや悲しいことがあっても、次に楽しいことが訪れると信じてやっていけばいい。

中村選手がトップ下とボランチ、2つのポジションをこなせる貴重な存在となった背景にもこの「どうせなら楽しんでやったほうがいい」という哲学がありました。
「トップ下から外れたときは悔しかったし、オレを見てくれていないんだと思いましたけど、ボランチをやったからこそ今がある」
「やれないことを受け止めて、受け入れる。自分の幅を広げてくれると思うと、その作業が楽しくなるじゃないですか」

仕事だけでなく自分の人生そのものを楽しむ姿勢こそが、枯れることないモチベーションの源泉となり、心と体を若く保つ秘訣にもなっているようです。

玉田圭司選手(サッカー)〜結果を求めて勝ちグセをつける

写真は単行本より。(撮影/熊谷貫)
写真は単行本より。(撮影/熊谷貫)

「気がついたことはハッキリ言います。嫌われたって構わない。その一言が心に響いてくれたり、ムカついてでも、残ってくれたら、それだけでいい」

ひと回り以上年下のチームメイトとの関わり方について聞かれた際の玉田選手の言葉です。
チームに活気を出して引き上げるためには「“うるさいオッサン”を喜んで買って出る」。

そんな玉田選手にはよく使うフレーズがあります。それが「勝ちグセ」。
勝ちグセをつけるためには、結果を求めてやり続けること。
うまくいこうがいくまいがやり続ける。それが勝ちグセをもたらす。

勝ちグセをつける努力を続けてきた背中を見せているからこそ、厳しい言葉であっても、後輩たちに響くのではないでしょうか。

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