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心身の免疫力アップ! 自律神経の名医が実践する健康習慣【行動編・8か条】

7.50を過ぎたら何よりつまずきに注意せよ

誰でも歳をとると筋肉量が落ちますが、特に衰えやすいのは太もも=大腿四頭筋。大腿四頭筋の量が減ると、歩いていても足があまり上がらなくなります。50歳を過ぎたころから、路上のちょっとした段差でつまずきやすくなるのはそのためです。たかがつまずきなんて、と侮ってはいけません。高齢になると骨も弱くなるので、つまずいて骨折し、そのまま寝たきりになるケースも多いのです。だからこそ、ため息スクワットで太ももの筋肉をつけて予防することです。

8.お風呂でリラックスしながらバススクワット、バスストレッチ

お風呂はため息スクワットとストレッチをおこなう絶好の機会。シャワーを浴びながらでも体を洗いながらでもいいので、まずは3回1セットのため息スクワットをルーティーンにしてしまいましょう。湯船に浸かったらストレッチタイムです。深い呼吸をしながら、体の側面、肩甲骨まわり、首筋、肩、腰、脚、足首、お腹(腸)などを伸ばしたりひねったり揉みほぐしたり……温かいお湯の中は血流促進効果も高く、自律神経が整うこと請け合いです。

* * *

以上、名医が実践する健康習慣【健康編・8か条】でした。
いずれも自宅で今すぐ取り組めることばかり。前回紹介した【心構え編・7か条】とあわせて全15か条、まずは自分がやりやすいものから実践してみてはいかがでしょうか。5年後の自分が元気に笑っていられるように。

小林医師の著書『最後の日まで笑って歩ける ため息スクワット』では、今回の健康習慣の中にも登場した「ため息スクワット」の効果や実践法が詳しく紹介されています。
スクワットに呼吸(=ため息)を組み合わせることで、より運動効果を高め、自律神経の安定にもつながるようにした画期的なメソッドです!

特別な道具も運動神経も一切不要。必要なのは、体のためにちょっとやってみようかな、というその気持ち。
長引く外出自粛で運動不足に悩む人はぜひお試しを。

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新刊紹介

小林弘幸

こばやし・ひろゆき●1960年埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。87年順天堂大学医学部卒業。92年同大学大学院医学研究科修了。
自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手のコンディショニング指導にも関わる。〝腸のスペシャリスト〟でもあり、順天堂医院に日本初の
便秘外来を開設した。様々な形で健康な心と体の作り方を提案し、『世界一受けたい授業』『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』などメディア出演、講演活動も盛んにおこなう。
『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』『医者が考案した「長生きみそ汁」』など、ベストセラー著書も多数。

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