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心身の免疫力アップ! 自律神経の名医が実践する健康習慣【行動編・8か条】

4.1杯のコーヒーが血流をアップしてくれる

コーヒーは眠気覚ましに飲むものと思っている方も多いでしょう。カフェインは確かにそうした効果が強いので、就寝前に飲むのは避けたほうがいいと思います。でも昼間の1~2杯のコーヒーは中枢神経を刺激し、セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質を増やす効果があります。その結果、ストレス解消につながるとともに血流が促進され、夜の眠りの質が向上します。飲み過ぎは禁物ですが、適量のコーヒーはおすすめなのです。

5.運動は、急がない、曲げ過ぎない、息を止めない

私が推奨する運動の極意は、急がないこと、曲げ過ぎないこと、息を止めないこと。息切れするような無酸素運動は自律神経のバランスを崩します。速く大きく筋肉や関節を動かす運動はケガの原因になります。そして何より、ハードな運動は継続するのが困難です。最後まで笑って歩くためには運動は非常に大切なものですが、焦らない心はもっと大切なものなのかもしれません。

6.階段は上りより下りを重視せよ

階段は、日常生活の中に転がっている絶好の運動チャンス。なるべくエレベーターやエスカレーターは使わず、階段を上り下りしてください。そしてより重要なのは、上ることではなく下ること。下り階段は上りより重力がかかるので、体重を支えようと筋肉だけではなく骨にまでグッとストレスがかかります。下り階段で筋肉と骨を同時に鍛えれば、筋力はアップ、血流は促進、自律神経は整い、さらに骨が丈夫になるのです。

画像/写真AC
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新刊紹介

小林弘幸

こばやし・ひろゆき●1960年埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。87年順天堂大学医学部卒業。92年同大学大学院医学研究科修了。
自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手のコンディショニング指導にも関わる。〝腸のスペシャリスト〟でもあり、順天堂医院に日本初の
便秘外来を開設した。様々な形で健康な心と体の作り方を提案し、『世界一受けたい授業』『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』などメディア出演、講演活動も盛んにおこなう。
『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』『医者が考案した「長生きみそ汁」』など、ベストセラー著書も多数。

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