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5分で身につく大人の教養記事5本! 知らないと恥ずかしい政治、宗教、歴史、ジェンダー、ファッションの話

●ファッション

欧米に比べるとまだまだのようですが、日本でも、「サステイナブルファッション」という言葉をよく耳にするようになりました。

サステイナブルは、「持続可能な」という意味。特に、地球環境を守りつつ持続していくことが可能な産業や開発のことを言います。サステイナブルファッションは、地球環境や労働環境に配慮している服やブランドのこと。

「サステイナブル」とか「SDGs」の社会的意義については、世の中でたくさん語られているのでここでは割愛しますが、ファッション業界におけるこの“ムーブメント”は、実は私のようなファッションオンチにとっても、とても有難くウェルカムなことなのです。

なぜなら服や小物を選ぶ際の、堂々とした「理由」ができるから!

これまで、服選びには、「好み」とか「似合う」とか「今の流行」とか、「(主に見た目の)ファッションセンス」が必要とされてきました。
そして、その正解がわからない(けど、服なんてぜんぜん気にしませんと言い切る勇気もない)私のような者は、「これなら無難……かな?」という服をおそるおそる身につけて、こっそり生きてきたのです。

でもサステイナブルの普及によって、「このシャツは地球環境にやさしい素材で作られているから」とか「このブランドは生産者の労働環境にも配慮しているから」とか、これまでの「センス」とは違う軸で、服を選ぶ基準ができました。

というか、サステイナブルなものを選んでいること自体が、「センスある」「おしゃれ」という価値観が根付きつつある。
この基準なら、私でも「センスある」人になれるわけです! わーい。

ファッションカルチャーに詳しい佐藤誠二朗さんは、連載「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」の中で、「ファッションもwoke(※)を意識したものこそがかっこいいと認識されるような段階に入っている」と語っています。
(※社会的意識や関心があるといった意味のスラング)

服に限らず、ショッピングが好きで、ストレス発散のひとつという人も少なくないはず。
買い物は単に趣味や娯楽ととらえがちですが、個人の消費行動には、経済感覚や社会意識など「教養」が表れるものです。

これを機に、物の買い方や付き合い方を見つめなおしてみませんか?

★5分でファッションの新しい価値観が学べる記事はこちら
ファッションシーンでもキーワードになりつつある“stay woke”とは

佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」月〜金曜21:30更新中
佐藤誠二朗「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」月〜金曜21:30更新中

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以上、「5分で大人の教養が学べる記事」特集でした。

よみタイではこれからも、みなさんの知的好奇心を刺激する記事をたくさんお届けしてまいります! ご期待ください。

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