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『高IQ者が考えた 解くだけで頭がよくなるパズル』著者インタビュー いいことばかりじゃない!? 高IQ者の日常 ~社会人編~

好評発売中の『高IQ者が考えた 解くだけで頭がよくなるパズル』。
著者の関口智弘さんは、たとえIQが高くても、その使い方次第では却って苦労したり失敗してしまうことがある、という実体験から、本書の執筆を思いついたと言います。
前回のインタビューでは、学生時代の人間関係上の苦労が明かされましたが、高IQ者ゆえの本格的な危機に直面したのは、社会人一年目のことでした。

入社1ヵ月でクビの危機

――内定をもらって入った会社では、営業職に就かれたそうですね。
 はい。そこで、初めて「このままじゃダメなんだ」と思うことが起きて。
 4月に入った新人で、僕だけ初月の営業成績がゼロだったんです。上司から、お前7月にはクビだからな、と言われて。営業って数字が全てですから、明らかに自分のやり方に問題があるんだ、ということを認めざるをえないわけです。これまでは、人と合わないな、とか、感性の問題として片づけていた違和感みたいなものを、直視するしかなくなって。なんでだ? 自分の何がいけないんだろう、ってずっと考えていました。

――どうやって克服したのですか?
 ある日、担当している営業先の方から「俺は頭が悪いから、わかりやすいように話してくれよ!」って言われたんです。それを聞いた時にハッとしたんですよ。「頭が悪いから」っていうのは謙遜で、裏を返せば、要は「お前の話はわかりにくい」ってことじゃないですか。
 自分の営業トークは、相手には全然わかってもらえていないんだ、ということに気づいた瞬間でした。子どもの頃からずっと感じてきた、人との嚙み合わなさみたいなものが全部つながって、一本の道になった、って感じですね。ひょっとして、相手の頭が悪いんじゃなくて、俺の頭がいいんじゃないの!?って(笑)。
 そこから、営業相手を全部、ベンチャー企業の社長に直当たりするスタイルに切り替えたんです。話の通じない営業担当と話すより、直接社長に当たっていった方が効率がいいだろうと。

――その発想は斬新ですね。お客さんに「わからない」と言われれば、普通はわかりやすく伝える努力をする、という方向に行くのではないかと思います。
 努力してそこに自分を合わせるのって、あまり効率がよくないと思ったんですよね。学生時代の経験もあって、わかり合えない人とはどんなに言葉を尽くしてもわかり合えないから、そこに労力を割いても無駄だな、と思って。
 実際、社長に直接営業するスタイルに切り替えてからは、全然配慮しなくても会話は成立するし、相手も「面白い若い奴が来た」って喜んで仕事を発注してくれましたし。起業している人って高IQ者が多いのか、とにかく話が早いんです。前の手ごたえのなさは何だったんだ?って思いました。

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関口智弘

せきぐち・ともひろ●1979年埼玉県生まれ。成蹊大学卒業後、3年間で5社での勤務を経験。広告会社、IT企業を経て独立。マーケティングシステムリース、ウェブサイトアクセスアップツール開発を本業とし、海外で馬主業にも参入。人口上位2%(IQ148以上)の知能を持つ人々の交流団体「JAPAN MENSA」会員。著書に『これからの「稼ぎ」の仕組みをつくろう』『群れない力』がある。

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