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コンビニ食もOK! 育毛の専門医が教える「髪が生える食べ物」ウソ・ホント

髪だけでなく健康のためにも、なるべく糖質を抑えて栄養バランスのいい食事を摂りたい! そう思ってはいても、仕事のお付き合いや食事時間が限られていたりなど、理想的な食生活を送れない人も多いはず。
特に最近は自宅で過ごす時間が長く、ついつい間食が増えたり、手間がかからないメニューで済ませてしまったり……。そんな人も増えているのではないでしょうか。

そこで今回は、前回に続き、育毛外来で総合治療を行う田路めぐみ医師が、「ありがちなダメ食生活」に関する疑問にズバリ回答。髪にとって本当に良い食べ物や食べ方を紹介します。
体に悪いイメージのあるコンビニ食も選び方次第では薄毛対策の味方になるようで……。

※田路医師の著書『東大医師が教える最強の育毛革命 ~ラーメンやめれば髪は勝手に生えてくる』から一部抜粋、修正してお届けします。

(構成/「よみタイ」編集部)

●さっぱりメニューのうどん+おにぎりならOK?

 うどん+おにぎりというメニューは、一見カロリーがそれほどなさそうな組み合わせですが、これこそ魔のダブル糖質メニューです。ラーメン+チャーハンと似ていますね。できればどちらか一方を、タンパク質や野菜を使ったおかずに変えて、栄養バランスを整えましょう。
 また、麺類を頼む時は上に載っている具の量が多いタンメンや五目そばを選んだり、麺を少なめにオーダーすると糖質の摂りすぎを防げます。スープは塩分や油分も高いので、全部飲み干さないよう、気をつけて。

●焼き肉はタンパク質だから、思い切り食べてもですよね?

 肉類はタンパク質なので、髪の栄養素としてはいいのですが、男性はカルビなど脂が多い部位メニューが好きな傾向にあるので、意外にもタンパク質部分は少なくて、結果的に脂肪分の摂りすぎになってしまうことも。できればロースやハラミといった脂が少ない部位がおすすめです
 糖質は、脂っこいものと一緒に食べると美味しく感じるため、焼き肉でありがちなのが、お肉と一緒にビールやご飯がすすみすぎて、結果として糖質の摂りすぎにもなってしまうこと。できるならシメのビビンパや冷麺はぐっとこらえ、ビールの代わりにハイボールや赤ワインにするなどの工夫を。野菜から食べるベジファーストや、ゆっくり食べることも意識しておきたいところです。

(イメージ画像/写真AC)
(イメージ画像/写真AC)

●コンビニエンスストアや出来合いのものを買うなら何がいい?

 時間がない時にはとても便利なコンビニのお弁当。以前は味付けが濃かったり添加物が多かったりと、あまりおすすめできなかったのですが、最近はずいぶんと改善され、野菜が多く糖質の少ないメニューも増えたりしているので一概に悪いとは言えなくなっています。
 とはいえ、やはり糖質過多や野菜不足には気をつけたいもの。お弁当を選ぶ時は、できるだけ食材や色数が多いもの、加工食品でなくフレッシュな食材から作っているもの、ご飯は少なめ、もしくは雑穀やもち麦が混じっているものがおすすめです。
 また、ファミリーレストランで定食のようなセットメニューをオーダーしてもいいのですが、どうしても野菜不足になりがちなので、追加で食物繊維の摂れる野菜メニューを注文するなどバランスをとるように。しっかり糖質制限しようとするなら、定食よりも単品のおかずを2種注文しましょう。こうした調整ができるのはむしろコンビニやファミレスのメリットとも言えますね。
 ただし、ソースやドレッシングといった調味料にも糖質が多いので、サラダなどを食べる時はかけすぎに注意して。

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新刊紹介

田路めぐみ

神奈川県出身。平成9年、東京大学医学部医学科卒業。
日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本頭蓋顎顔面外科学会会員、日本外科学会会員。
虎の門病院外科レジデント修了後、東京大学形成外科医局に入局。帝京大学、東京大学、国立国際医療センターにて形成外科の研鑽を積み、焼津市立総合病院、国保旭中央病院にて形成外科科長を務める。その後国立がんセンター東病院頭頸科、せんぽ東京高輪病院(現JCHO東京高輪病院)形成外科を経て、2014年より、松倉クリニックに勤務。
美容のみならず形成外科・再建外科医としても活躍し、その幅広い臨床経験から、患者さんの状態やニーズに合わせて柔軟に治療法を選ぶ総合的な診療を得意とする。
自らの薄毛経験も活かし、身体全体とストレスまで考慮した総合育毛治療がクリニックでも人気を呼んでいる。

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