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カレーもお寿司も“薄毛食”!? 「ダメ食生活」から「髪を生やす食べ方」へどう変える? 頭皮の名医が解説

つい揚げ物を食べてしまう、スナック菓子を取る手が止まらない、忙しくて1日1〜2食になりがち……。
そんなありがちな食生活が、実は薄毛化を加速させていることを知っていますか?
自らも薄毛の危機を乗り越えた経験を生かし、育毛外来で総合治療を行う田路めぐみ医師が、髪の敵となる「ダメ食生活」を紹介。そして、改善するためのポイントを解説します。
みんな大好きあの“国民食”も、髪にはよくないメニューのようで……。

※田路医師の著書『東大医師が教える最強の育毛革命 ~ラーメンやめれば髪は勝手に生えてくる』から一部抜粋、修正してお届けします。

(構成・文/「よみタイ」編集部)

ありがちなダメ食生活、 髪のためにはどうしたらいい?

 髪だけでなく健康のためにも、糖質を抑えて栄養バランスのいい食事を摂りたい! そう思ってはいても、特に男性の場合は仕事のお付き合いや食事時間が限られていたりなど、理想的な食生活を送れない人も多いでしょう。
 そんな時はむやみやたらに糖質制限をするのではなく、食べすぎたなと思ったら翌日は控えめにする、糖質をスパッとやめられなくても、なるべく低糖質のメニューを選ぶなど、無理のない範囲での調整をしてみましょう。それでも十分効果は得られますよ。
 とはいえ、ランチでつい揚げ物を食べてしまう、お寿司屋さんではいつも握りをお腹いっぱい食べてしまう…といったありがちな食生活の改善ポイントをここでは解説します。毎日の食事の参考にしてみてください。

画像/写真AC
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●トンカツ、アジフライ……ランチでは揚げ物をつい頼んでしまう

 ご飯にもアルコールにもよく合う揚げ物は、ランチでもディナーでも人気のメニュー。つい、食べたくなりますが、“原則”避けるようにしたいところです。
 揚げ物は油の含有量が多く、基本的にとてもハイカロリーなメニューなのです。衣は糖質ですし、厚いほど油の吸収率が高いと覚えておいてください。
 どうしても食べたい場合は、トンカツならヒレ肉にする、天ぷらなら野菜を多めにするなど、中の具材に脂肪分が少ないものを選びましょう。ただし、油で調理することで摂取されやすくなる栄養素もあるので、必ずしも油ものがすべてNGというわけではありません。適度な油量で作られた炒め物は食べてもOK!
 外食ではなかなかそこまで気をつけられませんが、自分で調理するなら抗酸化力が高くビタミンをたっぷり含んだオリーブ油を使うなど、体にいい油にこだわるのもポイントです。

●お寿司は握りをお腹いっぱいになるまで食べてしまう……

 お寿司屋さんに行ったなら、最初から握りをオーダーせず、お刺身の盛り合わせや旬のおつまみメニューから、ゆっくり食べ始めましょう。ある程度の時間が経過してから握りに移行していくのが糖質オフ作戦としておすすめです。
 そして、できれば赤身の魚だけでなく、エビ・カニや貝類もオーダーを。これらは亜鉛の含有量が他の食材より多いので、薄毛対策には効果的です。さらにサラダなども一緒に注文して栄養バランスの改善を心がけて。
 もし食物繊維の摂れる野菜のメニューがなければ、食前にファイバーサプリなどを取り入れると、糖化や脂肪がつくのを弱められます。

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新刊紹介

田路めぐみ

神奈川県出身。平成9年、東京大学医学部医学科卒業。
日本形成外科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本頭蓋顎顔面外科学会会員、日本外科学会会員。
虎の門病院外科レジデント修了後、東京大学形成外科医局に入局。帝京大学、東京大学、国立国際医療センターにて形成外科の研鑽を積み、焼津市立総合病院、国保旭中央病院にて形成外科科長を務める。その後国立がんセンター東病院頭頸科、せんぽ東京高輪病院(現JCHO東京高輪病院)形成外科を経て、2014年より、松倉クリニックに勤務。
美容のみならず形成外科・再建外科医としても活躍し、その幅広い臨床経験から、患者さんの状態やニーズに合わせて柔軟に治療法を選ぶ総合的な診療を得意とする。
自らの薄毛経験も活かし、身体全体とストレスまで考慮した総合育毛治療がクリニックでも人気を呼んでいる。

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