2020.3.7
不倫したけど親権はほしい、ママ友の手作り品販売にモヤモヤ……“問題作”が次々登場! 2月の人気読みものTOP5
【2位】私は平日だけの母親なのか/「離婚さんいらっしゃい」(南和行)
(内容紹介)
現役弁護士によるセミノンフィクション「離婚さんいらっしゃい」。
自身の不倫が原因で夫と別居中のゼル子は、長男と2人暮し。
ある日夫から離婚のみならず長男の親権も要求され……。
悩んだ末に彼女と家族が下した決断とは?
1月11日に配信された、離婚にまつわる親権問題に悩むゼル子の回が2位に登場。
自分に非(不倫)があるとはいえ、育児の大変なところは全部自分がやってきたのに、週末一緒に遊ぶだけの父親に親権まで取られてしまうのか……。でも、長男にとっては父親といた方が幸せなのか……と思い悩むゼル子。離婚に至るまでの迷いや後悔がリアルで、読んでいるこちらまで息苦しくなるほどです。
ゼル子が親権について弁護士に相談する場面は、やりとりが詳細で、現役弁護士による本作ならでは。
「親権者」と「監護権者」の違いや、親権争いになった場合の調停の進み方など、社会勉強にもなります。
どんな人でも家族にまつわる悩みは抱えているもの。
母親としての自分の存在価値に悩むゼル子の姿を通して、家族との関係性や、家庭における自分のあり方を見つめ直すきっかけになる作品です。