【3位】「ガチ」を求めて三千里……マニアたちによる悲喜こもごもの狂騒曲 ／「異国の味」（稲田俊輔）

南インド料理など食の新しい潮流を生み出し続ける料理人で飲食店プロデューサーの稲田俊輔さんによるエッセイ連載「異国の味」。
「現地風の店」が出店すると、なぜこれほど日本人は喜ぶのか。
日本人が「異国の味」に求めているものはなんなのか。
博覧強記の料理人・稲田さんが、日本人の「舌」を形成する食文化に迫る連載です。

中国、イタリア、ロシア、ドイツ等々、様々な「外国料理」を取り上げてきた本連載ですが、現在は、著者・稲田さんの本丸「インド料理」編が全5回にわたって展開中。

「『ガチ』を求めて三千里……マニアたちによる悲喜こもごもの狂騒曲」（9月22日配信）は、マニアと呼ばれる人たちが引き起こした悲喜こもごもの「南インド料理ブーム」について。

著者の稲田さん自身は、《今この時代に「南インド料理が好き」という自覚のある人は特に、絶対知っておいてほしい、ひと昔前の物語です》（2023年9月22日　午後2:23 　@inadashunsukeのX投稿より）と紹介している今回のエピソード。

読者からは「面白い。そして耳が痛い」「古傷を抉られた」「これはインド料理界隈に限ったことではない。すべての業界のマニアに通じる話」などの声が寄せられています。