よみタイ

寿木けい『土を編む日々』編集スタッフが選んだ「忘れられない名レシピ」〜里芋と白味噌バターのスープ

Twitter「きょうの140字ごはん」などで知られる寿木けいさんの最新刊『土を編む日々』。
「よみタイ」の大人気連載に書き下ろしを加え、季節をめぐるエッセイと野菜レシピをまとめた1冊です。

本書で紹介されている32のレシピの中から、書籍の制作に携わったスタッフが、撮影時に試食して感動した一品をご紹介します。

今回「忘れられない名レシピ」を紹介してくれるのは、編集者の藤原綾さんです。

藤原さんは、「よみタイ」で「女フリーランス・バツイチ・子なし 42歳からのシングル移住」を連載するなど、自身も執筆者として活動する傍ら、フリーランスの編集者としても広く活躍。
『土を編む日々』では編集スタッフとして、料理撮影現場に立ち会い、掲載されているすべての料理を試食されています。

そんな藤原さんが厳選した名レシピがこちらです!

里芋を見るたびに思い出す「里芋と白味噌バターのスープ」

撮影/砺波周平
撮影/砺波周平

寿木さんの第一印象は、“静かで凛とした穏やかな人”。ご自宅で撮影したということもあって、ご家族を大切にしていることがより感じられました。

寿木さんが手際よく調理を進め、カメラマンの砺波さんが撮る場所を吟味し、編集の今野さんが構成を練っていて、撮影のとき私は申し訳ないくらい食べるためだけに来たようなものでした。寿木さんの動きを見ていると、むしろこの美しい導線を邪魔したらあかん! という気にさせられます。

先日、直売所で里芋を見つけて、すぐにこのレシピが頭をよぎりました。

料理家自らの作品を味わえるのは、私達の嬉しい特権です。寿木さんが作ってくれたこのスープを口に入れた瞬間、心の中で「うっま! うまぁぁぁ! おかあさーん!」と叫んでいたのですが、寿木さんが作る静かで優しい時間が流れる場所にはあまりにも不似合いで、「美味しいですね、うふふ」なんて猫をかぶっていたものです。優しいけれど、深い味。

「永遠の火」(『土を編む日々』P80)に書かれていたエピソードからもわかる通り、食器ひとつひとつため息が出るほど素敵で、手持無沙汰をいいことに思わず食器棚をじろじろ眺めてしまいました。あら、sacaiのブルゾンだわ、あら、SELETTIのプレートだわ、とこそこそファッション&インテリアチェックをしていたことも、ここでこっそり告白しておきます。

そんな私が作ったスープですが、ひと晩乾かすのは面倒だからいっか、白味噌がないから赤味噌でいっか、と面倒臭がりのアレンジを取り入れつつ作ってみたものの……うん、美味しい。

私の料理レベルでは、寿木さんのような繊細さは出せないけれど、直売所で旬な野菜を見つけるたびに、この一冊を思い出して作っていくんだろうな思います。

(編集/藤原綾)

寒い冬にぴったりな「里芋と白味噌バターのスープ」のレシピはこちら!

藤原さんが惚れ込んだ「里芋と白味噌バターのスープ」の材料や作り方は、書籍『土を編む日々』の中で詳しく紹介されています。

『土を編む日々』は、人気料理家・寿木けいさんの季節をめぐるエッセイと春夏秋冬の野菜料理レシピをまとめた1冊です。
寿木けいさんの書き下ろしや、カメラマン・砺波周平さんによる料理写真もたっぷりと掲載。
端正な装丁は「白い立体」さんによるものです。
エッセイの世界に浸ったり、雰囲気のある写真をじっくりと堪能したり、レシピを参考に料理を楽しんだり……。
さまざまな楽しみ方ができる1冊となっています。
ぜひ、お手元にどうぞ!

書籍の詳細はこちらから

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