2020.10.10
【特別対談】人気占い師・しいたけ.さんから学ぶ! 川村エミコの結婚への道
いますぐ海に行こう!
しいたけ. これは攻略法ではないんですが、土タイプの人には、ぜひ海に行ってほしい。
海の近くにいる人って、心がハダカでうろうろしているんです。近所の子どもが家にあがりこんでご飯食べていっても気にしない雰囲気。
これは土タイプに限らずですが、最近の人って「撮れ高」を取らなきゃいけないという強迫観念がありすぎると思うんです。でも、海の人には「ここで得点を稼がなきゃ」とか「役に立たなきゃ」っていう考えがない。そういう空気感を身につけたら変わると思います。
僕自身、土の気があるタイプなのですが、ある時、海辺で座っていて、なんのオチもない話を延々と2時間くらい続けるオヤジに出会って、「ああ、こういうのもいいんだ」と自分の頭蓋骨が緩む感じを味わったことがあります。正直、話はつまらなかったですけどね(笑)。
川村 私、三浦(神奈川県)出身なので、海のオープンさも持ち合わせているところがあると思うんですよ。オープンだけど、ネガティブ。ピュアだけど、歪んでる。その面倒くささ、わかりますか!? 塩漬けになるまで海に浸かればいいのかな……。
しいたけ. 今は難しいかもしれませんが、海で人を集めてBBQをするのもいいと思いますよ。射手座のヤンキー気質で、BBQみたいなことも好きなんじゃないですか。
川村 確かに、BBQ好きです。前に、婚活BBQやったんですよ! それがきっかけでマナカナのマナ(三倉茉奈)ちゃんが結婚しました! 主催は私で業界の方とかいろいろ集めたのに、みーんなマナちゃんにウィンナー持ってく! 焼けたよ~っつって。
しいたけ. それは……徳を積みましたね(笑)。
川村さんに必要なのは、そういうBBQじゃなくて、地元の同級生を集めたような。例えばこの本に出てくる「お友達の試験」のSちゃんとか声をかけてみるととても良いと思います。Sちゃんのことは、「自分がどう思われようとこの人と友達になりたい」と思って行動した、人への初めてのアプローチだと思うんです。そういう原点に一度帰ってみる。
川村 原点に帰る……というのは、結局どうしたらいいんでしたっけ?
しいたけ. 今このタイミングで、自分の過去のことを一つひとつ丁寧にすくうような本を書いたことに大きな意味があると思います。この本を書いたことで、すでに川村さんの中で心の角度が変わってきている。
「こうしたらいい」というのは、どうしてもテクニックに終始してしまうんです。人間関係におけるテクニックってある種の礼儀ですし、どんな時もありのままというのは最高に無礼だから、もちろんテクニックも必要。でもテクニックから愛は生まれませんから。
結婚できる相手って、自分が小学生に戻れるような人なんですよ。だから、原点に帰る意味で、この本に出てきたクラスメイトたちにどこかのタイミングで会ってみるのはすごくいいと思います。
川村 そっか……つまり私はありのまま、このままでいいということですか? これで80になっても一人だったら、しいたけ.さんを恨みますからね!
しいたけ. 基本はこのままでいいんですよ。 でもとりあえず、会いたい人に連絡して、海でBBQしてください(笑)!
しいたけ.さんも絶賛! 川村エミコさん初のエッセイ集
「よみタイ」の人気連載が、一冊のエッセイ集にまとまりました。
人気占い師で作家のしいたけ.さんからも、「視点がすごく面白かった」「ある種の迷子のまま終わっているというのがすごく素敵だなと思ったし、そこに僕自身とても共感できました」と、賞賛コメントが寄せられています。
単行本では、エッセイの他に、川村さん秘蔵のこけし写真や描きおろしイラスト、幼少期からのアルバムページなども収録。
“川村ワールド”をたっぷりとご堪能ください!
書籍『わたしもかわいく生まれたかったな』の詳細は、こちらから。