2020.8.30
醜い豚、怠け者のロバ、腹黒い犬…ことわざ界で虐げられるかわいそうな動物たち
身近だからこそ? 扱いがぞんざいな「犬」
犬が出てくることわざは世界中にたくさんあります。犬は、人間の良きパートナーのイメージがありますが、意外(?)なことに、ことわざの中では裏切り者や、腹黒い者のたとえとして登場することも。
たとえ扱いがぞんざいでも、ことわざによく登場するということは、それだけ犬が人間の生活に密着した、身近な存在であることの表れでもあります。
「犬と友達になっても手から棒を離すな」(カザフスタン)
油断してはいけないという忠告。
「犬と一緒にカバンに入るな」(マケドニア)
「腹黒い人と一緒にいてはいけない」という意味。
「雑種犬の屁のように役立たず」(アルゼンチン)
怠け者や臆病者のたとえ。
「犬のように暮らして犬のように死ぬ」(ウクライナ)
みじめな暮らしのたとえ。
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