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日経テレ東大学の仕掛人・高橋弘樹が語る、ひろゆきのスゴいポジショニングとは?

「もう40歳だし、嫌われてもいいかなって」

──これまでの高橋さんが企画した『ジョージ・ポットマンの平成史』や『家、ついて行ってイイですか?』といった番組と、日経テレ東大学での企画は方向性が大きく異なるように感じます。『Re:Hack』を始めてからの周囲の反響についていかがですか

高橋 政治についてやると、本当に嫌われるんですよ(笑)。自民党でも立憲民主党でも、政治家が登場する番組を作ってから、周囲の一定の人がサーって引いていくのが自分でもはっきりわかりました。
僕の作るコンテンツが好きで、長く応援してくれる人がたくさんいたんです。評論家さんの中にもいたし、カルチャー界隈の人の中にも。
でも昔からの僕の番組を応援してくれてても、「日経テレ東大学だけは嫌い」っていう人は多いです。もちろん僕に面と向かって「嫌いだ」とは言わないですよ。でもサーって引いていく。最初はそのことに少しショックを受けたりもしました。けど、もう40歳だし、嫌われてもいいかなって。

──気にしないことに決めたのですね。

高橋 本の中で竹中さんが何度か、「嫌われたっていいじゃないか」って言ってますよね。それはすごく共感できます。なるべく気にしない。事実、政治経済コンテンツというのは需要が大きく、これまでやってなかったことだから、やりがいがある。
僕は大学時代は政治学科で、安全保障のゼミにいました。むしろ入社前にもともとやりたいと思っていた分野を、今になってやることができている。昔からあった関心に立ち戻れたというか。

──今後も日経テレ東大学で政治について取り上げていく予定ですか?

高橋 そうですね。地上波のテレビができない選挙の切り口をやっていきたい。『Re:Hack』とは別に、『まったりFUKABORI』という番組もやっているのですが、そこでは先日、計量政治学者のかたを呼んで、数学的な正しさでもって「メディアと政治」の偏見をただすという内容を行いました。
また方向は違いますが、今回の参院選では、数合わせで自民党から立候補している人に密着取材をしています。投票する側とされる側、両方の立場から選挙のリアルを描いていくつもりです。

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ひろゆき「どうして嘘をつくんですか?」
竹中平蔵「ひろゆきさん、それはイチャモンだよ!」

経済停滞の戦犯、既得権益の闇……
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【目次】
はじめに ひろゆき
第1章 なぜ嫌われるのか?
第2章 嫌われて何が悪い
第3章 ベーシックインカムという希望
第4章 コロナ禍と医療
第5章 日本人の給料を上げる方法
おわりに 竹中平蔵

第1章ためし読みはこちらから

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高橋弘樹

たかはし・ひろき
1981年東京生まれ。テレビ東京制作局プロデューサー。これまでの演出・プロデューサー番組に『ジョージ・ポットマンの平成史』『吉木りさに怒られたい』『家、ついて行ってイイですか?』『逆転無罪ミステリー』など。著書に『TVディレクターの演出術』『1秒でつかむ』など。

Twitter @takahashi_ntu

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