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大手事務所トップたちが本音と育成戦略をぶっちゃけ!! 「私たちがほしいレースクイーン、いらないレースクイーン」

大手事務所トップたちが本音と育成戦略をぶっちゃけ!! 「私たちがほしいレースクイーン、いらないレースクイーン」

一人当たりの衣装代は特注で数十万円!? 超人気ユニットならではのプライド!!

トップを目指す以上、ギャランティーもそれ相応の額を提示した。スポンサーとの会食は全国各地の名店を使い、軽食もコンビニ利用は避けた。極めつけは、ユニットコスチューム。既製品ではなく、メンバーひとりあたり総額数十万円をかけた、れっきとしたオートクチュールだ。

「わたしの方で、シーズンごとのファッショントレンドを分析しつつ、そのエッセンスを取り入れるようにしています。メンバーが固まった時点で、各々のルックスを見極めたうえで原案を決定するんです。たとえば、ハイネックを取り入れようと思っても、メンバーの中に一人でも首が短い子がいれば、すぐ別案にチェンジ。

御針子さんを呼んで、一人ずつ細かく採寸するのですが、フィッティングは必ず3回はします。たとえば、ある子がおじぎしたときに、もしお尻が見えそうだったら、スカートの丈は1㎝長く修正するといったように、何度も何度も微調整するんですね。帽子やブーツでも、みな微妙に差異があります。そこも徹底的にサイジングして、オリジナルを作成します。帽子なら、帽子専門店にオーダーするので、3万円ほど。ブーツも特注ですから、6万円くらいでしょうか」

惜しみなくコストをかける理由は、Takaeさんの美意識もさることながら、メンバー一人ひとりに「ZENTsweeties」としての“誇り”を持たせるためだ。

「メンバーたちに良い環境を作ってあげるのは、私たちの使命。そのぶん、彼女たちには体形維持や礼儀作法などを、しっかり求めます。気になる点があったら、そのつど指導もします。外見のみならず、内面から美しく凛とした女性になってほしいのです」

そんなTakaeさんの意向を全身で受け止め、実践しているのが、「ZENTsweeties」2年目にして、リーダーをつとめる川村那月さん。「Tstyle management」に所属し、女優、タレントとしても活躍中だ。

「去年加入したんですけど、いきなりサブリーダーを任されたんです。しかも、リーダーは藤木由貴さん。ルックス、人気、コミュニケーションと、全てが完璧な方で。わたしから見て、(ZENTsweetiesには)山がいくつも連なっている感じでした。重圧はハンパじゃなかったです」

自分の母親をのぞいて、他者に悩みやグチを言うことは絶対ないという川村さん。プレッシャーを避けて、穏便に1年間をやり過ごす選択肢もあっただろう。が、そこは生来の負けん気を出して、エースの藤木さんに食らいつき、チームとの一体感を作る極意を学び取った。そしてなによりも都筑さんから受けた恩に報いたかったのだそう。

「もともと4年前、ミスユニバース東京大会に出場した時、思うような結果を残せず、目標を見失いかけていたわたしに声をかけ、レースクイーンをすすめてくださったのは、Takae社長でした。『あなたが必ず輝ける場所は、わたしが分かっている』と。そして今、名門と呼ばれるユニットにリーダーとして立たせてもらえています。今シーズンかぎりでレースクイーンは卒業しますが、もしこの先、もっと大勢のみなさんに知っていただくことができたら、わたしはレースクイーン出身だと胸を張って、モータースポーツの世界に恩返ししたいんです」

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高橋史門

たかはし・しもん●エディター&ライター。1972年、福島県生まれ。日本大学在学中に、「思想の科学」にてコラムを書きはじめる。卒業後、「Boon」(祥伝社)や「relax」、「POPEYE」(マガジンハウス)などでエディター兼スタイリストとして活動。1990年代のヴィンテージブームを手掛ける。2003年より、「週刊プレイボーイ」や「週刊ヤングジャンプ」のグラビア編集、サッカー専門誌のライターに。現在は、編集記者のかたわら、タレントの育成や俳優の仕事も展開中。主な著作に「松井大輔 D-VISIONS」(集英社)、「井関かおりSTYLE BOOK~5年先まで役立つ着まわし~」(エムオンエンタテインメント※企画・プロデュース)などがある。

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