よみタイ

天才子役・上杉みちくんスペシャル動画公開! 舞台演出家・津山紀文との対談も

「クリエイターズ・ファイル」に登場するクリエイターたちの至極の名言を写真とともに紹介する書籍『つくるひとびと クリエイター71人のパワー・ワード』が、5月10日に発売されました。早くもAmazonのカテゴリ1位を獲得してベストセラー入りするなど、話題沸騰中!

今回は、この本に特別収録された超注目対談、上杉みち(子役)と津山紀文(舞台脚本家)によるバーチャルトークの一部をこっそり公開しちゃいます!
『つくるひとびと クリエイター71人のパワー・ワード』でしか読むことのできない激レア対談です。

また、上杉みちくんによる書籍の紹介動画も公開中。みちくんがその天才ぶりを存分に発揮していますので、みちくんファン、そして、クリエイターズ・ファイルファンの皆様は必見です!

(構成・文/「よみタイ」編集部)

子役界の俊傑×演劇界の鬼才の演技論

――今回は津山さんきってのご提案で、おふたりの演技に対する考えを伺えればと思います。宜しくお願いします。

T(津山紀文・以下T) いや、みちくんの『巻き巻きトンネル』に年甲斐もなく感動しちゃったよ。親に対するピックルの葛藤を、混迷と疑惑で真摯に表現してるのが伝わってきて。ピックルがみちくんに乗り移った瞬間がわかったね。

今もっともチケットが取りづらい劇団として話題の劇団「新葡萄」を主宰する津山紀文(つやまきぶん)。
今もっともチケットが取りづらい劇団として話題の劇団「新葡萄」を主宰する津山紀文(つやまきぶん)。

――みちくんは、どんな気持ちだった?

M(上杉みち・以下M) ママに怒られたときのこととか考えてたんだぁ。

 その想像がみちくんの中にピックルを導いたってことだよね。物語から放出されて伝播したピックルの鼓動を、呼吸を、みちくんが鋭敏に拾ったわけだ。その感性がすごい。

――みちくんは、ピックルの思いを感じたの?

 わかんない。三竹監督に嫌だったことを思い出してごらんって言われたから、ママにスイッチを取り上げられたときのことを思い出したんだ。

 これは天才のなかでも練習と実践を積み重ねた人間だけが得られる特権みたいなもの。自然と感性に忍び込んでくるんだよ。

児童劇団えんきんほう所属の天才子役、上杉みち。
児童劇団えんきんほう所属の天才子役、上杉みち。

――みちくんは、練習は好き?

 あんまり好きじゃない。だって、先生厳しいんだもん。

――今回の対談にあたって、みちくんも新葡萄の公演を観にいったんだよね?

 うん。ママが連れてってくれた。

 どうだったかな? 今回の『バキュームシティー』は、再現Vを入れて観客の刹那的な反応を見てみようと思ったんだけど。

 んー、よくわかんなかったけど、演技も本もテレビ的じゃないですね。

 みちくん! それだよ、それ! その感性が新葡萄に足りない部分だと思うんだ。この公演はバージョンアップさせて、毎回違うゲストを呼んでもいいかなと思ってて……。

 なんか、途中に出てきた白い蛇を吸うところが面白かった。ぼく、真似できるよ! にょろにょろ、にょろにょろ。

 いいね、見える。見えるよ。神を凌駕しようと白い蛇を人間が吸おうとするところに、純真な子どもが疑問を投げかける。新葡萄にみちくんがゲストに来てくれたら、『バキュームシティー』は確実に進化すると思う。

 無理だと思います。ぼくは基本的にテレビ的な動きのほうが得意ですから。

* * *
対談の完全版は、書籍『つくるひとびと クリエイター71人のパワー・ワード』でお読みいただけます!

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