2021.5.8
新時代を生きながら、夢や願いを叶えるヒントを探しているならーGO三浦崇宏さん『「何者」かになりたい 自分のストーリーを生きる』
制作過程の苦労は……なし!
本書内での対談のお相手のみなさま……今をときめく新時代のリーダーたち、大御所の糸井重里さん、全ての人がこの本への協力をご快諾、エディターさん、ライターさん、デザイナーさん、校正校閲さん……みなが自分のテリトリーを軽やかにこなし、最後は笑顔で制作終了。
本というものはいつも、著者の作品、コンテンツのもと、こうした各分野のプロたちが集まり、そのチーム力によってゴールに向かっていくのですが、本書は特にそのチームワークが明るく光に満ちたものでした。
これ、すなわち三浦崇宏というリーダーの存在感、そして愛すべき人柄のなせる技以外の何物でもなし。
スタッフのグループLINEを公開したいほど、楽しく充実した制作過程でした。終わってしまったのがさみしい、という声まで出たほど。
「何者」かになりたい、という令和の曖昧な欲望
機会がありましたら、SNSで「何者かになりたい」とか「何者か」と検索してみてください。
本書に関わる感想ツイートやコメントを見つけるのはとても大変です。
それはこの本が話題になっていないからでは決してなく、あまりにも「何者か」という言葉がSNS上に溢れているから。
それはそれぞれの願いや夢でもあり、SNSにありがちな中傷や非難でもあり、単なるウワサでもあったり。
実に多くの人々が「何者か」になることを考え、強く意識しているのです。
お金持ちや大物や有名人になりたいのではなく、「何者か」になりたい……。
これこそが三浦さんが注目した、新時代・令和特有の中途半端で曖昧な欲望の正体。
本書では、すでに何者かになった人、なりつつある人たちとの対話から、この欲望の本質を探り、新時代で幸せをつかむヒントを教えてくれています。
少し生きづらさを感じている女性たちにはぜひ読んでほしい
これから社会に出ようとしている学生の方、新社会人、転職を考えている人、自分を変えたい人……新時代で迷いを抱えつつも一歩踏み出したい人が本書を読むことで、背中を押されるような気持ちになってくださったら、それほどうれしいことはありません。
また、先日あるインタビューで三浦さんは「もう、男性と女性、と分けて考えること自体が何か違う」と話していました。
フェミニズムという言葉ばかりがふだん使いとなり、現実はまだまだ追いついていない今、ちょっとしんどさを感じている女性たちにもぜひ手に取っていただけましたら。
そして、今の若者のことがよくわからん、というオジさまたちにもぜひ。
(担当編集/志沢直子)
新時代、「何者かになりたい」という願いと悩みを抱えているあなたへ
革命的クリエイターと称賛され、「変化と挑戦」を合言葉に、令和を疾走する三浦崇宏さんの最新刊。
三浦さんと、新時代のリーダーともいうべき9人(くつざわ、山内奏人、佐渡島庸平、カツセマサヒコ、正能茉優、郭晃彰、竜崎翔子、ゆうこす、糸井重里〈登場順・敬称略〉)との対話が実現。 「何者」かになる意義、令和を生きるヒントを探った、対談&自己啓発の書。
『「何者」かになりたい 自分のストーリーを生きる』