2021.4.30
おこもりGWをチャンスに変える! 「未来力を養う本」厳選4冊
世界一過酷な状況も楽しめるチャレンジ精神
『地球のはしからはしまで走って考えたこと』は、日本唯一のプロアドベンチャーランナー・北田雄夫さんの挑戦と冒険のドキュメンタリーです。
北田さんが挑む「アドベンチャーマラソン」の世界は過酷そのもの。
砂漠、荒野、山岳、氷雪、ジャングル……世界の極地を舞台に、ランナーは寝袋や食料などを背負いながら、数日間かけ数百キロの道程を走り、タイムを競います。
幻覚を見るほど極限の状態に陥っても、数々のピンチやトラブルに見舞われても、諦めずにゴールを目指す北田さんの姿は、驚異的というほかありません。
命がけの戦いにもかかわらず、著者の語り口や視点はどこかユーモラスで軽快さがあり、レースの過酷さ以上に、限界までチャレンジすることの楽しさや、未知の世界に飛び込むワクワクを存分に感じることができます。
一般的な旅行ではとても目にすることができないような、世界各地の雄大な風景写真の数々も必見です。