2021.1.9
特別な運動も食事制限もなし! それでも40年休載なしを達成できた「健康術」~漫画家・秋本治の仕事術その5
Q.運動不足をなんとかしなければと思うのですが、運動嫌いで筋トレもランニングも続きません。
運動不足で体が重い。最近はリモートワークで駅や会社まで歩く機会すら減ってしまった……。なんだか体力まで落ちてきたような気がする……。
筋トレやランングなど、手軽な運動方法はいくらでもありますが、いかんせん、運動が嫌い、という性質はなかなか克服できないもの。
なんとかしなければと、通販で購入した器具なども使って運動を始めてみるものの、最初だけ張り切って3日坊主の繰り返し。
それでもやはり心身の健康には適度な運動が欠かせないといいますし、この「体を動かさねば」というストレスからも解放されたい!
職業柄、長時間座りながらペンを握っていることが多い秋本さんは、どのように運動不足を解消しているのでしょうか。
A.嫌いな運動を無理にやることはない。好きなこととセットにして体を動かす
僕は本当に運動をしない人です。
子どものころはそれなりに、メンコやベーゴマを持って広場を走り回ったりはしていましたが、運動に興味はなく、この仕事をはじめてからは本格的に動かなくなりました。運動はもっぱらゲームの中。ゲームの中で走って、気持ちだけでもアドレナリンを上げるようにしています(笑)。
ずっと座りっぱなしの生活ですが、特に健康上の問題を感じることはありません。もともと食が細いこともあり、動かない分あまり食べないので、体重も増えないのです。
でもお医者さんからは「運動がダメなら散歩しろ」といわれます。
なぜそんなに動かなきゃならないのか、僕にはよくわかりません。寒い冬や暑い夏に散歩をしたら、むしろ体に悪いような気がします。
でも人のアドバイスを無視するのも気が引ける性質なので、なるべく歩くように心がけてはいます。
好きなこととセットにすれば体を動かすのも苦にならないことにも気づきました。だから僕にとっての運動は、取材です。
地方に取材に出たら、カメラ持って半日くらい小走りで動き回りますし、近場の下町の取材なんかは自転車で回ったりしています。
そしてたまにゴルフをやっています。
ゴルフをはじめたのも、歩いて運動不足を解消するのが目的でしたが、野球同様、実際にやってみたらこれが面白く、気の合う人たちと、今もずっと続けています。
秋本治流、長く、楽しく、健康に仕事をする秘訣がこの1冊に!
漫画家・秋本治さんによる初のビジネス指南書『秋本治の仕事術 『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由』では、今回取り上げた健康術の他にも、
・週刊連載を続ける中で、「ツラい」「キツい」と感じたときはどう乗り越えてきたのか。
・週刊連載時代、そして現在もどのようなタイムスケジュールで働いているのか。
・歴代担当全員とうまくいった人間関係はどうやって築いたのか。
など、「40年間休載なし」という偉業を成し遂げた著者の仕事の取り組み方を公開。
巻末には本書のために描き下ろした特別漫画「両津勘吉の仕事術」も掲載しています。
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