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般若心経は「ハロプロ」だ! 僧侶がお経のスゴさをアイドルにたとえて解説

般若心経は「ハロプロ」だ! 僧侶がお経のスゴさをアイドルにたとえて解説

 そこで、ハロプロの出番。ハロプロのグループの中に、ミニモニ。やプッチモニなどのユニットも所属しているが、それらのほとんどが、モーニング娘。という巨大グループの中に集約されているという現象と一緒である。
 だから、その意味で、『大般若経』とはモーニング娘。なのだ。
 1997年に誕生したモーニング娘。が2020年もモーニング娘。’20 として活躍し、ハロプロという一大カルチャーを導いているように、『大般若経』とは般若経グループの集大成。『大般若経』はハロプロのトップチームだ。
 さらに言えば、この集大成である『大般若経』を漢文に翻訳し完成させたのが、玄奘げんじょうという僧侶。この玄奘は西遊記の三蔵法師のモデルとしても知られている。
 その意味では、玄奘はプロデューサーであるつんく♂であり、西遊記の一行の孫悟空・猪八戒・沙悟浄は、シャ乱Qのはたけ・まこと・たいせいなのである。

般若心経はDEF.DIVA だ

 『般若心経』のスゴさを語るために、まさか「玄奘=つんく♂」であるとまで言及しないといけないとは、予想もしないことだった。だがしかし、ここまで来れば、いかに般若心経がスゴイお経なのか、身に沁みてわかるのではないだろうか。
 先述した通り、『般若心経』は般若経グループ、ハロプロに所属するアイドルである。
 数々のプロフェッショナルなアイドルが所属し、今もなお一大カルチャーを築いているハロプロ。
『般若心経』は、そんなハロプロの頂点ともいうべきエース集団なのだ。
 般若心経の「心」とは「こころ」の意味ではなく「中心」ということ。すなわち、般若経グループのエッセンスの凝縮を意味している。つまり、「般若経グループの絶対的エース集団」という意味がその『般若心経』という名に冠されているのである。

 それは、『般若経』グループの集大成とも言える『大般若経』(モーニング娘。)と比較すれば、より明らかになることである。
『大般若経』は巻数が600巻、文字数はなんと480万文字だと言われている。
 それに比べて、『般若心経』はわずか262文字。ズバリ、2万分の1なのである。
 そんな、モーニング娘。を凝縮させ、ハロプロの絶対的エースを集めたアイドルといえば、もうこのアイドルユニットしかいない。

 DEF.DIVA(デフ・ディヴァ)である。

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稲田ズイキ

いなだ・ずいき●僧侶。1992年京都の月仲山称名寺生まれで現・副住職。同志社大学を卒業、同大学院法学研究科を中退、その後デジタルエージェンシー企業インフォバーンに入社。2018年に独立し、寺に定住せず煩悩タップリな企画をやる「煩悩クリエイター」として活動中。コラム連載など、文筆業のかたわら、お寺ミュージカル映画祭「テ・ラ・ランド」や失恋浄化バー「失恋供養」、煩悩浄化トークイベント「煩悩ナイト」などリアルイベントを企画しています。フリースタイルな僧侶たちWeb編集長。Twitter @andymizuki
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