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金内柊真「負けの烙印だけは押されたくない~新世代の逆襲」

夢を叶えることでしか不安はなくならない~金内柊真のリスタート

「落ちたからやめる」は100%の「やめたい」ではない

この連載を読んでくれているみなさんの中にも、この春に何かに失敗したり、試験に落ちたりした人もいるかもしれません。夢に向かって頑張ってきたのに、心が折れて「やめたいな」と思ってしまった人もいるでしょう。

そのとき一度考えてみてほしいのは、「次は必ず成功するとしても、やめたいのか」です。
もちろん大きな壁にぶつかって「やめたい」と思うこともあると思います。
やめてしまうのも勇気だし、決断です。
けれど、絶対に無理ではないことを「無理そうだから」という逃げの気持ちだけでやめてしまったら絶対に後悔します。

落ちたときの「やめたい」は、一時の感情である可能性があります。
受かってそれでもやめたかったら、それは100%のやめたいです。
自分がどうしていきたいのかを冷静に判断するためにも、「落ちたからやめる」はやりたくない。

「夢に一泡吹かせてからやめたい」。
僕はそう思ってしまうタイプなので、もしやめるとしても受かってからやめますね。
ここで引き下がったら一時的には楽になるかもしれません。
だけど、この先この夢に勝つチャンスは二度となくなってしまう。

それって、悔しくありませんか? 
逃げ癖がつきそうで、怖くありませんか?
僕は悔しいし、怖いです。

僕は、今「やめたい」という思いは生まれてませんが、もしやめたくなってもこの考え方で自分を奮いたたせるでしょう。

不安なんて夢を叶えるまでなくならない

僕は「絶対に受かる」と周りの人に宣言していました。
周りの人も期待してくれていました。
美容師アシスタント生活は順調だと思えていました。

期待されて、自分としては順調に進めていたのが、ここで大きく崩れた。

周りの人から「こいつ口ばっかりだったな」と思われているんじゃないか。
僕はもう順調に成長していくことなんてできないんじゃないか。

そんな不安が、僕の心の中にはうごめいています。
どうにかしてこの不安を消したいけれど、結果がともなっていなければ、周りにどう思われても仕方がないし、自分の成長を疑ってしまうのも当然のこと。

不安は叶えることでしか、なくならない。
叶えて、周りの人たちから「やっぱり出来る人間だ」と思われて、自分の成長を感じることでしか、払拭されない。

つまりこの不安を抱えたまま、今までのやり方で間違っていたところを修正して、思いを原動力にして、夢に進む力にするしかないんです。
そして、スタイリストデビューをつかんだときに初めてこの不安はなくなる。
きっとデビュー後は新たな不安が出てくるのだとは思いますが、それはそのときにまた解決していきます。

失敗は、夢を叶える武器が増えたと思えばいいんですよね。
反省を経て、僕はさらに強くなれたと思います。

成功するためには「やれるだけやる」では足りない。
ギリギリまでダメな部分を探すことが必要。

このことを学べたから、きっと次に大きな壁が見えたときは今回よりもいいやりかたで乗り越えられる。
努力が報われなかったと言えば確かにそうですが、僕は努力をやめません。
もっともっと努力すればいい、という結論です。

「あのタイミングで落ちたのは、いい経験になった」。
将来の自分が心からそう言えるようにするのが、今の僕がすべきこと。
自分自身を成功に導くために、僕は新しいスタートを切ります。

みなさんがいつかどこかで僕を見かけたときに、
「言ってたとおりのすげぇやつになったな」と思ってもらえるように、これからも頑張っていきます。

※本連載は今回で終了となります。次なるステージへ挑戦を続ける金内柊真さんと再び会える日をご期待ください!

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金内柊真

かねうち・とうま●1996年大阪府出身。東京総合美容専門学校卒業後、
2017年よりヘアサロン「ALBUM」に入社し、現在は新宿店勤務。Twitterから発信する熱いつぶやきが多くの共感を集め、2018年8月に初の著書「才能が無ければその分努力すればいい」を刊行。2018年10月現在、Twitterでは約13万、Instagramでも約8万のフォロワーを持つ。

Twitter●https://twitter.com/Kaneuchi_Toma
Instagram●https://www.instagram.com/Kaneuchi_Toma/

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