2024.11.27
来年はどうなる? 噂されるXデーは? 2025年を大胆予測!【水晶玉子のエンパワメント予言&開運旅案内 連載第1回】
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「柳」や干支の「蛇」のようなしなやかな態度が開運のコツ
――西洋占星術以外の占術ではどうでしょうか?
「オリエンタル占星術」でいうと、2025年は「柳宿」の年。“柳に雪折れなし”の言葉通り、堅い木ほど強風や雪で枝が折れやすいですが、柳はしなやかに耐える。
人間の在り方も同様で、変化が激しい環境のときほど意固地になって、衝突したりギクシャクするより、ある程度柔軟さがあったほうが切り抜けやすい。
さらに細く枝分かれした柳の枝のように、細かい選択肢が増える中で、狭い分野やマニアックなことでも、専門性やオリジナリティを突き詰めていくといい一年でもありますね。
また、古代中国で生まれた陰陽五行の思想で、10年で一巡する「十干」、12種の動物の象徴で構成される「干支」の占いでは、2024年は「甲辰」で、“木の陽の年”。そして2025年は、「乙巳」で“木の陰の年”。「甲」は十干のトップバッターなので、2024年に新しく芽吹いた木が、「乙」の2025年では草原のようにのびのびと広がっていく。そこへ脱皮して再生していく意味を持つ蛇である「巳」年が重なります。つまり2025年は、“迷いながらも行動し、繁栄していく一年”だといえます。
一方で、水面下で動いていたことや目に見えなかったものが表面化し、“蛇口”からじゃんじゃん流れ出る。巳年は五行で言えば「火」なので、何かと炎上しやすい。良いことも、悪いことも一気に燃え広がったり、世の中をガラッと変えるような善悪の逆転現象が起こるかもしれません。
ーーそんな時代の中で私たちはどんな風に対処したらいいですか? また、注意すべきことはありますか?
あらゆる占いにおいて2025年は転換期。つまり、よい方向に進めるか? あるいは間違った道を選んでしまうかの、分かれ道ともいえます。
ここで大切なのは、自分の信念や意見を持って選択すること。
国や自治体、組織など“長いものに巻かれろ”的な考えでは、結局はどうなるかわからないし、八方塞がりになる。大きなものに飲み込まれたり、SNSなどの情報を盲信せずに、自分なりのエビデンスを集め、納得して進んでいって欲しいと思います。
2025年は、ますます“個の時代”になるからこそ、人に依存せず、自分の力で楽しく生きられる人の運気が上がり、より注目が集まると思います。
人間ですから、失敗もするし、時には選択を誤ることもあると思います。その際は、頑なな考えや態度は捨てて「失敗しました」「間違えました」と素直に認め、ギアや方向を変える。「君子豹変」の精神を忘れずに、ですね。西洋占星術での大きな星の星座間の移動も2025年は一時的で本当に移るのは2026年。2025年は試行錯誤が許される年です。
ーー巳年のシンボルである蛇のように、しなやかな生き方ということでしょうか。
はい、そうです。現実は、占いの予想をはるかに超えてきて、「そうきたか!」と思うことばかり。時代も価値観も大きく変動しています。そんななかで頑なに、力任せに生きようとするのは、膨大なエネルギーが必要だし、スタミナ切れを起こす可能性も。イメージとしては、しなやかに動く蛇のごとく、流れに従いつつも情報を敏感にキャッチし、知性をもって行きたいところに進んでみる、でしょうか。
まとめると、2025年はみんなが柔軟になる必要がある年。心身は常に柔らかく、しなやかに。不安な要素はたくさんありますが、問題やトラブルが起きた時に、真正面から衝突するのではなく、「こんなこともあるよね」「ではこの経験を踏まえてどうする?」とすみやかに考え方を切り替え、別の波を探して飄々と乗りこなしてみる。
変動期の2025年は、今後の方向性が決まる重要な年でもあります。自ら考え、選択し、時にはピンチをチャンスにしながら生きることが、ますます運を開くカギになると思います。
次回に続く
次回連載第2回は12月8日(日)公開予定です。
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