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児玉雨子「江戸POP道中文字栗毛」

明治時代以降の文学と比べ、実際に読まれることの少ない江戸文芸。しかし、芭蕉の俳句や西鶴ら以外にも、豊饒な文学の世界が広がっています。
江戸時代の作品を愛読してきたJ-POP作詞家の児玉雨子さんが、現代カルチャーにも通じる江戸文芸の魅力を語る、これまでにない文学案内エッセイ。
(バナーイラスト/みやままひろ)

連載目次

  • 湯の中の世の中(2)──式亭三馬『浮世風呂』に描かれる女性の多様な姿

  • 湯の中の世の中(1)──式亭三馬『浮世風呂』にみる他者との距離

  • アンドロギュノスと心中──『比翌紋目黒色揚』と古代ギリシャ神話の、偶然

  • 復讐と恋と少年少女──『敵討義女英』にみる「敵討」と女性表象

  • 流行語ほんま草生い茂って山──『金々先生栄花夢』の一部を超現代訳してみた

  • 地獄の沙汰は人間次第──井原西鶴『世間胸算用』にみる銭金事情

  • 江戸時代漫画事情──慈悲の手と、無慈悲な表現規制の果て

  • 天下一言語遊戯会──俳諧史とポピュラー音楽の意外な共通点

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新刊紹介

児玉雨子

こだま・あめこ
作詞家、小説家。1993年生まれ。神奈川県出身。明治大学大学院文学研究科修士課程修了。アイドル、声優、テレビアニメ主題歌やキャラクターソングを中心に幅広く作詞提供。2021年『誰にも奪われたくない/凸撃』で小説家デビュー。2023年『##NAME##』が第169回芥川賞候補作となる。

Twitter @kodamameko

(写真:玉井美世子)

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