手話通訳や音声サポートなどのアクセシビリティ(情報保障)をはじめ、誰もがミュージアムを楽しめる取り組みを総称してアクセス・プログラムといいます。
これらには、視覚・聴覚障害のある人とない人がともに楽しむ鑑賞会や、認知症のある高齢者のための鑑賞プログラムなど、さまざまな形があります。
また、現在はアーティストがケアにまつわる社会課題にコミットするアートプロジェクトも増えつつあります。
アートとケアはどんな協働ができるか、アートは人々に何をもたらすのか。
あるいはケアの中で生まれるクリエイティビティについてーー。
高齢の母を自宅介護し、ケアする側としての日々を送る筆者が、多様なプロジェクトの取材や関係者インタビューを通してケアとアートの可能性を考察します。
タイトルの「ダンス」は、ある人の車椅子からの移乗の動作が、「ケアする/される」を超えて、息やリズムを合わせた即興的なダンスのように見えたことから付けました。
ダンスはその人その人によって異なり、他者との関係性によっても変わるもの。
本レポートがケア、そして他者との交わりのヒントになれば幸いです。
これらには、視覚・聴覚障害のある人とない人がともに楽しむ鑑賞会や、認知症のある高齢者のための鑑賞プログラムなど、さまざまな形があります。
また、現在はアーティストがケアにまつわる社会課題にコミットするアートプロジェクトも増えつつあります。
アートとケアはどんな協働ができるか、アートは人々に何をもたらすのか。
あるいはケアの中で生まれるクリエイティビティについてーー。
高齢の母を自宅介護し、ケアする側としての日々を送る筆者が、多様なプロジェクトの取材や関係者インタビューを通してケアとアートの可能性を考察します。
タイトルの「ダンス」は、ある人の車椅子からの移乗の動作が、「ケアする/される」を超えて、息やリズムを合わせた即興的なダンスのように見えたことから付けました。
ダンスはその人その人によって異なり、他者との関係性によっても変わるもの。
本レポートがケア、そして他者との交わりのヒントになれば幸いです。
連載目次
新刊紹介
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よみがえる「学校の怪談」
2025/7/4
NEW
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白兎先生は働かない
2025/5/26
NEW
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王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記
2025/5/9
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推し博物館 ひとり旅
2025/4/25
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アートに触れ、対話することで感性や記憶が再び動き出す――認知症当事者のための対話型鑑賞プログラム「アートリップ」【前編】
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面接に同行して「うちの学生、絶対おすすめ!」と言いたくなる―就活の理想と現実 【イラストレーター、准教授になる 第20回】
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甘味の幸せ