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MB「新潟出身の服バカが年商1億以上を稼ぐまで~ 小学生でもわかるMBのビジネス成功論」
特別な技術や才能、学歴がなくても結果を出すことはできる……地方のショップスタッフからスタートし、今や年商1億以上をあげるまでにいたったMBの仕事術とは? 自身の経験から培った、結果を出すための「特別な思考と行動」について語るMB的ビジネス成功論。

「ブログでお金を稼ぎたい」は、稼げない!?

「ブログでお金を稼ぎたい」
「今の時代はSNSだ、ウチの事業部もインスタをやるべきだ」
「facebookを上手に活用しているお店が売上を伸ばせている」

セミナーや法人コンサルをやっていると、いまだにこんなセリフに出会い、耳を疑います。

どの媒体を選べば勝ちか?

プロフィールをご覧いただければ分かる通りですが、私の事業の全てはブログからスタートしています。

ブログである程度アクセスが集まり、その後有料メルマガを始め、オンラインサロンを始め、20冊程度もの書籍を出版し、ブランドとのコラボをし、メディアに出演し、バーやスナックなどをオープンし……と多方面に事業が進む中、根本にあるのはブログです。
私は自分の肩書きに毎度毎度悩むのですが、平たく表現すれば「ブロガー」と言っても間違ってはないのかもしれません。(この程度の更新頻度でブロガーと名乗るとか……一生懸命頑張ってるブロガーさんに失礼なので嫌なんですけどね)

こうした構造を見て一定数の人が

「ブロガーって儲かるんだ!!」
「有料メルマガって稼げるんだ!!」
「オンラインサロンって成功しやすいんだ!!」

と勘違いし、私のセミナーに紛れ込んだりしています。

ここで断言しておきます。
ブログが稼げる、メルマガが稼げる、オンラインサロンが成功する……
そうした「媒体で事業の成否が決定される」ことなど、ありえません。

例えば仮にブログが「誰でも稼げる楽チン媒体」だったとしても……そんなものがいつまでも世の中に放置されているはずないと思いませんか?

だってどんな優れたサービスや優れたモノも市場経済の原理にさらされています。
参入障壁が低く、成功確率が高いようなサービスやモノがあれば日本人の大半が手をつけるはずでしょう。
そうして参入人数が増えれば増えるほど、モノやサービスは相対的に価値を失うものです。

「お尻のポケットに入る財布」が大ヒットしたら競合メーカーが同じような財布をバンバン出してくるでしょ? そうすると価値が下がってきて飽和状態となり、すぐに消えてしまうでしょう? 

市場経済ってそういうこと。
誰でも成功する、成功確率が高いものがあれば、価値があるまま残ってるはずないのですよ。

つまり「これを選べば勝ち」みたいな媒体は存在しません。

もちろんインスタなど初速のほんのわずかな一定期間だけ「おいしい思い」をしたアーリーアダプターがいたかもしれませんが、専門家でもないあなたが、媒体や媒体の中身を知っているレベルでは最早そうした状況にありません。専門家じゃない僕らが知っている時点でそうした「媒体のハネムーン期間」は終わっていると思った方が賢明です。

「どの媒体を選べば勝ちか」みたいな考え方をされる人が大変多いですが、それは幻想。冷静に考えたら、媒体で成否など決まりません。

手段が目的化する危険

「ブログでお金を稼ぎたい」はつまり間違っています。

やるべきことは「ブログでお金を稼ぐ」じゃない、「(ブログを使って)◯◯でお金を稼ぐ」のが正しいです。事業は「何をするか」が最大級のポイントであり「何を使うか」は二の次です。

私の場合は「多くの人が気づいていない洋服の着こなし方、考え方を提供しよう」と考えました。
その手段としてブログや有料メルマガやオンラインサロンを使ったまでです。
ぶっちゃけ別に有料メルマガじゃなくてもブログじゃなくてもどんな手段でも成功させることはできました。

どんな媒体を使うかは二の次で、「何を伝えるか」の方が1万倍も重要でした。

実際「ブログでお金を稼ぎたい」と思って参入する99%以上の人が、稼げず撤退しています。それは提供するサービスやモノがなくて「ただブログを始めればなんとかなる」と思ってる程度の事業設計だからです。
事業はまず自分が提供できるモノやサービスを定義しなければ始まりません、そこから次に使う媒体を選択するわけです。はじめから「ブログを始めよう」とか、順番おかしいと思いませんか?

全く同じことですが……「幸せになるために結婚しよう」と考えると良い人に出会えます。何故なら目的が「幸せ」になっているので「好きな人と結婚する」ことが出来るのです。
でも30すぎて「とにかく結婚しなきゃ」と考えると「結婚」が目的になってしまい「好きな人」じゃなく「結婚してくれる人」を探し始めます。すると変な人に当たり、ゆくゆくは離婚を余儀なくされることも。
これは「幸せ」という目的が欠如しているからです。考えてみれば「結婚」とはツールであるはずで、好きな人と永く共に過ごすための手段でしかないはずです。手段が目的化しているからこそ、望まない結果が生まれます。

高校時代、参考書にやたら凝ってる人って勉強出来ないイメージありませんでしたか?
肝心なのは時間を費やし努力することなのに、ツールである参考書にばかりこだわって大切な時間を浪費する。これもまた手段が目的化している一例ですね。

実はモノやサービスも「ツール」である

「どうやったら洋服が売れるのか」

上の考え方からもう一歩進んで説明すると……これも間違いです。洋服などのモノやサービスを「どうやって売る」と考えると大概失敗します。

何故なら洋服などのモノやサービスすら、実は「ツール」なのです。

私たちは洋服を買うときに何にお金を払ってますか?
洋服を構成する布と糸と加工している染料に対してお金を払っているのですか?
だとすると洋服は着なくても飾るだけで価値があることになりますよね。

……そうです、洋服は「着ること」で初めて価値を生み出します。つまり我々は洋服を着て外出して誰かに褒められたときの「感情」をお金で買っているのです。

ゲームも同じです。
データにお金を払っているのではありません。
そのゲームをプレイしたときの高揚感、つまり「感情」にお金を払っているのです。
食事も同じ、風俗も同じ、旅行も同じ、実は全てのモノやサービスは「感情」でお金が動いているのです。

「どうやったら洋服が売れるのか」――これが間違っていると説明しました。
つまりこれは、「洋服」というツールを先に考えてしまっている手段が目的化している例なのです。上のブログの例が理解できたなら、これも理解できるはずです。

本当に考えなくてはいけないのは

「どうやったらお客様の感情を刺激することができるのか」
「どうやったらお客様に素晴らしい感情を与えることができるのか」

これを考えることです。その上で提供する洋服を選ぶことが必要です。目的と手段を取り違えてはいけない、ツールを先に考えてはいけないのです。

「私」を捨てるとやるべきことが見えてくる

さらに考えを深くすると「私」という存在自体もツールであると捉えましょう。

そもそも「私」という存在は社会において必要な歯車だからこそ生かされています。だからつまり社会に幸福を与える存在であるほどに、利益は返ってくるものです。

私は洋服で困っている人に洋服の着こなしをゼロから教えています。
洋服で困っている人が多ければ多いほど、社会に対するメリットは高くなります。だからこそ私に返ってくる利益も比例して高くなるのです。
これは
「どうやったら多くの人にメリットが与えられるか」
「どうやったら良い感情を与えられるか」
という上記の考え方をしているからですね。

しかしながら「どうやったら金が稼げるか」と自己の利益だけを考えて行動すると利益は返ってきにくくなります。例えばショップスタッフさんなどはその例ですね。「お客さまを幸せにしよう」「お客さまをおしゃれにしよう」なんて思っているショップスタッフはご存知の通りほとんどいません。
彼らは「在庫をいかに売りつけようか」「個人売上をいかに達成しようか」、そう考えて自己の利益を追いかけているからこそ、社会にメリットを与えにくい行動をとってしまいます。
これは社会の根本的構造です。

社会に対してメリットを与える人は大成し、
自己に対してメリットを与える人は冷遇される。

動かしがたいこの構造は、「私」をツールとしてみなすことによりスムーズになります。

私は客観的に「私」をどういう存在なのか、観察するところから事業を構築しました。
自分は洋服が好き、今までこんなことをして、こんなふうな知見をもっている。社会において自分とは一体どんなツールなのか、社会全体において自分は何をすべき歯車なのか、そう考えて「私」を捨てたことにより、自分ができる社会へのメリットをMAXまでひねり出すことが出来ているのです。

仏教には「滅私」という考え方があります。
「私」という概念があるからこそ欲が生まれ、争いが生まれる。全てのものは生々流転であり、「私」なんてものはたまたまその時代に重なった物質の塊にすぎない。だからこそこだわりを捨て自分を捨て、あるがままに生きなさいというものです。

私は無宗教ですが、この考え方には納得させられるところがあります。

自己を肥大化させないためにも、欲を拡大させないためにも、客観視して自分を見る「滅私」を取り入れる。
全てのものはツールであると認識する。

事業を組み立てる際には最も大事なことかもしれません。是非ご参考に。

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エムビー●誰もが理解できる「オシャレの教科書KnowerMag」を運営。視覚効果や印象論などをベースにしたロジカルなファッション指南が好評を博す。「最速でおしゃれに見せる方法」「ほぼユニクロで男のおしゃれはうまくいく」などメンズファッション書籍の多数のベストセラー他、漫画「服を着るならこんなふうに」、ライトノベル「魔王は服の着方がわからない」などの原作監修も含め、関連書籍は累計100万部を突破。月額500円のメールマガジンは個人配信では日本1位を記録、月額5千円のオンラインサロン「MBラボ」も常に満員御礼状態に。自身のブランド「MB」発のオリジナルアイテム、フリークスストア、アダムエロペ、ステュディオス、しまむら、紳士服のAOKIといった大手ブランドとのコラボアイテムも爆発的な売上を記録している。
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