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MB「新潟出身の服バカが年商1億以上を稼ぐまで~ 小学生でもわかるMBのビジネス成功論」
特別な技術や才能、学歴がなくても結果を出すことはできる……地方のショップスタッフからスタートし、今や年商1億以上をあげるまでにいたったMBの仕事術とは? 自身の経験から培った、結果を出すための「特別な思考と行動」について語るMB的ビジネス成功論。

ZOZO前澤さんのZOZOスーツ撤廃発言から見える「成功者の条件」

「はい論破。」があなたの未来を奪っている

昨今、芸能人や有名人のちょっとした一言が反感を買い、炎上してしまう案件がよく見られます。
社会常識に反していたり、発言に一貫性が無かったり、配慮に欠けていたり、実にさまざまな理由がありますが、その根底にあるのは、こうあるべきという〝正しさの押し付け″に他なりません。

ネット上には「はい論破。」という象徴的な書き込みが見られます。
相手の矛盾を見つけ、日々お互いの正しさを戦わせているSNS。
「はい論破。」はまさに〝正しさの押し付け″の象徴、相手の状況も環境も気持ちも何もかもを無視して無矛盾である自分を正義だと主張するものです。

しかし一度考えてほしい、この世に完璧なんて存在するでしょうか。

〝無矛盾″なことなんて唯の一つもあるのでしょうか。これを読んでいる方の中に、芸能人や有名人の矛盾発言や配慮に欠けた行動に怒りを覚え〝炎上の一助″をしてしまっている方がもしいたら……是非覚えていただきたい。
その行動は確実にあなたの未来を奪っています。

「正解の押しつけ」は自分の首を絞めることになる

そもそも人間や人間が生み出すものに無矛盾なものはありません。完璧など存在しません。
自分の人生を省みてご覧なさい、ラオウでもあるまいし、一片たりとも悔いも間違いもないという人が果たしているでしょうか。

会話の中でふと配慮に欠けた言葉を使ってしまい他人を傷つけてしまったこともあるはずです。
以前と違う指示をして部下を困らせてしまったことがあるはずです。
のっぴきならない事情で社会常識を破ってしまったことだって一度くらいはあるはずです。

ビジネスにおいてはさらに顕著です。
〝完璧に正しい″〝矛盾のない状態″など存在しません。
これをすれば儲かる、業績が上がる〝絶対的な正しさ″なんてものがあれば人類全員成功者です。
あるのは〝相対的な正しさ″しかありません。

「この時代、この環境、この状況においてはコレが正しい」という条件つきの相対的な選択しか出来ないのがビジネスです。なぜなら正しさとは常に流動的だからです。
Aという商売が業績よくバブル状態だったとしても、みながみな、Aという商売に参入したら市場は飽和してしまい、Aの価値は下がります。このように市場経済において〝正しさ″とはいつも流動的なものです。

10年前も10年後も同じように事業を続けて成功する会社があるでしょうか?
考えてみれば理解できるはずです。社会は常に変化を求めるものであり、無矛盾も完璧も存在しないから成り立っているのです。

にも関わらず、無矛盾や完璧など〝絶対的な正しさ″を求めているのが今の風潮です(つまり皮肉にも無矛盾など存在しないのに無矛盾を求めているわけで、これぞまさに矛盾状態です)。

「去年と言ってることが違うじゃないか」
「いつもいい顔しているのに、裏ではこんな発言してるのか」
「これを言われたらあの人が傷つくじゃないか」

そんな風に他人に対して〝正しさ″を求めている人は大変危険です。他人と自分は表裏一体、他人に求めることは必ず自分に返ってくるからです。他人に対する〝正しさの押し付け″は自分を〝正しさの奴隷″にしてしまうのです。

「去年と言ってることが違うじゃないか」
と他人に押し付ける人は、いざ自分が去年と違うことを思いついても必ず枷がかかります。

「いつもいい顔しているのに、裏ではこんな発言してるのか」
と他人に押し付ける人は、自分のキャラクターばかりが気になって、他人と接することが難しくなるでしょう。

「これを言われたらあの人が傷つくじゃないか」
と他人に押し付ける人は、傷つく人が気になってしまい、自由に発言ができなくなるでしょう。

大げさに感じるかもしれませんが、他人に求めることは自己暗示のように自分にも課してしまうものです。
「金稼ぎやがって」と出世した人を妬めばその人の中で「金を稼ぐこと=悪」となるでしょう。するとお金を稼ぐこと、お金を持つことに心理的なハードルが加わります。他人を許すことができなければ自分も許せなくなるのです。だから居酒屋で仕事の愚痴でくだを巻く人はいつまでも出世できないのですよ。

1の成功の裏には10の失敗が隠れている

ZOZOTOWNの前澤社長がZOZOスーツ撤廃を検討しているという発言が話題となりました。
あのニュースを見て「失敗しやがった」「やらなきゃよかったのに」「思いつきみたいな仕事するからだよ」と書き込んだり発言する人は、未来永劫前澤さんの偉大さを理解できないでしょう。
彼の偉大さは〝失敗を恐れない行動力″にあるのです。

事業を百発百中で成功させる経営者などいません。歴史に名を残すような偉大な成功者であっても、1の成功の裏には必ず10の失敗が隠れています。
上述の通り〝完璧″など存在しないのだから。

慎重に慎重を重ねて〝確実に成功すること″だけを求めるような経営者がいたら会社はどうなるでしょう。
今の時代、与件を検討し尽くして慎重に行動するよりも、動き出して確かめる〝トライ″の数を増やした方が有効です。
さきほども書いた通り〝絶対的な正しさ″など存在しません。
会社は常に時代や市場や環境を鑑みて〝相対的な正解″を探す努力をします。加えて今の時代は変化が顕著です、データを集めて徹底的に準備するような態度はナンセンス。準備に時間をかけて機を逃すくらいなら、動きながら検討・修正した方が賢いでしょう。

前澤さんを見て「やらなきゃよかったのに」と考える人は「仕事とは絶対に成功しなければならないものだ」「コストをかけたら絶対に回収に値するリターンを得なければならない」という〝正解主義″の自己暗示にかかっているはずです。
すると新しいことを思いついても石橋を壊れるまで叩き、慎重に慎重を重ねて機を逃してしまうもの。〝確実な結果が見えなければ動けない体質″になるでしょう。

……でも思い出してみてください〝確実″なんてあるんでしたっけ?

肝心なのは準備よりも行動なんです。

検討するな、準備するな、というわけでは勿論ありませんが、正解が相対的である以上、動かなければ分からないことの方が多いのですよ。

矛盾を認めることが選択を広げることに繋がる

googleの検索窓を叩けば欲しい情報が出てくる時代、多くの人は〝模索する″という当たり前の行動に不慣れになってしまっています。

何をすれば売上があがる?
何を読めば詳しくなる?
どの教科書を選べば受験に受かる?
どんな言葉をかければナンパが成功する?

そんな〝魔法″はありません。行動と改善の繰り返し、模索の先にしか答えはありません。

まずは矛盾を認め、他人に寛容になりましょう。
全てを許し全てを認める――そうすることで自分の中に「自由」が生まれ、柔軟な動きがとれるはずです。

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エムビー●誰もが理解できる「オシャレの教科書KnowerMag」を運営。視覚効果や印象論などをベースにしたロジカルなファッション指南が好評を博す。「最速でおしゃれに見せる方法」「ほぼユニクロで男のおしゃれはうまくいく」などメンズファッション書籍の多数のベストセラー他、漫画「服を着るならこんなふうに」、ライトノベル「魔王は服の着方がわからない」などの原作監修も含め、関連書籍は累計100万部を突破。月額500円のメールマガジンは個人配信では日本1位を記録、月額5千円のオンラインサロン「MBラボ」も常に満員御礼状態に。自身のブランド「MB」発のオリジナルアイテム、フリークスストア、アダムエロペ、ステュディオス、しまむら、紳士服のAOKIといった大手ブランドとのコラボアイテムも爆発的な売上を記録している。
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