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MB「新潟出身の服バカが年商1億以上を稼ぐまで~ 小学生でもわかるMBのビジネス成功論」
特別な技術や才能、学歴がなくても結果を出すことはできる……地方のショップスタッフからスタートし、今や年商1億以上をあげるまでにいたったMBの仕事術とは? 自身の経験から培った、結果を出すための「特別な思考と行動」について語るMB的ビジネス成功論。

人はなぜ思いつくだけで行動しないのか 第4回

準備ばかりで行動しない人達が多過ぎる

先日こんな投稿をしてプチ反響をいただいております。
法人コンサルやアドバイザーをしている影響もあってか、イベントなどでもよく「MBさん、こういうビジネスをしようと思うんですが、どう思いますか?」「集客がうまくいかないのですが、間違っていますでしょうか?」などの相談を受けるのです。

最もよくあるパターンが下記です。
イベントでこの会話の流れを何十回繰り返したかわかりません。

「ブログをやってるんですが人が集まりません、どうしたらいいですか?」
「こういうサービスをやってますが人が来ません、どうしたら良くなると思いますか?」
 

 
MB「これってどこから集客してるんですか?」
 

 
「ブログです」
「SNSです」
 

 
MB「1日どのくらい更新しているんですか? 今まで何記事ありますか?」
 

 
「(ブログは)1ヶ月で4記事くらいです……」
「(ツイッターは)週一でつぶやくくらいです……」
 

 
MB「それ、人も集まるわけないし、良いも悪いもジャッジできるレベルじゃないですよね? まず毎日更新する努力をしてから〝わかりません″って言えるんじゃないですか?」
 

 
「ですね……」

上記の会話を見て「そりゃそうだよな」と誰もが思うでしょう。何も行動しないうちからあれやこれやと悩んでいるのですから、冷静に客観的に見れば明らかにおかしいわけです。

しかし胸に手をあてて考えてみてください。
「行動もしないうちからあれやこれやと考えを巡らせすぎて、結局何もしない」
多分ほとんどの人が心あたりあるんじゃないですか??

例えば……
「業績を拡大させる良いアイディアが思いついた……けど、いろいろ調べているうちにメリットだけでなくデメリットもいくつか浮き上がり、結局諦めてしまった」

「半年前に良いビジネスアイディアがあり、副業をしてみようと思った。なので今は副業で発生する税金や個人事業の手続きの仕方などを、本を買って読んで勉強してる。そろそろ動き出そうと思ってる」

「ブログを始めてお金を稼ごうと思っている……ので最適なSEOやユーザビリティの高いサイトデザインにしようと、あれやこれやと研究している。現在1ヶ月経過中」

「毎週、会議&会議&会議&会議…と議論と調査を繰り返しているが、気がついたら先月とやってることはほとんど変わっていない」

9割くらいの人がおそらく心あたりがあると思います。
そしてあなたが成功しない理由、成長しない原因は実にこれ。

「準備ばかりで行動しないから」です。

私たちは「本能的理由」と「教育的理由」で動けない

人間はとかく新しい行動を嫌います。
新しいビジネス、新しい取り組み、新しい行動、新しい生活習慣を避けようとする傾向があります。
そしてその理由は2つあります。

1つは本能的な力です。

我々人間には元来、恒常性維持(ホメオスタシス)機能が備わっています。体温や心拍数や浸透圧など、人間の内部環境は一定を好みます、つまり本能的に心理的に我々は「昨日と変わらない状態」を好む生き物なのです。

ずっと座って作業していると立つのが億劫になるでしょう。逆にずっと立って作業していると座る作業を「よっこいしょ」と面倒くさく感じるでしょう。人間は恒常性維持機能があるからこそ、そもそも「ルーティン」を好む生き物なのです。

これは成功者でも一般人でも何ひとつ変わりません。誰でも必ず「新しいことに対する抵抗感」が備わっています。本能ですから。とても良いビジネスアイディアを思いついても必ずどこかでデメリットを見つけるものです。時に荒唐無稽なデメリットでさえ頭にこびりついてしまうものです。
これは本能が「昨日と同じ状態でいてくれ」と私たちに働きかけているからです。

サラリーマン時代の会議で「売上が低迷しているから、結果を変えるため違う行動をしてみよう」と私が提案すると、「今までと違う動きをすると既存顧客に嫌われるかもしれないから、今のままで良い」なんて意見を言い出す人がいました。
これも本能が行わせる荒唐無稽な抵抗の一つです。

現状、既存顧客だけで売上が成立していないのだから、新しい顧客を取り入れる方法を採らなければならない。違う客層を取るつもりなのだから、既存を多少犠牲にすることもあるでしょう。
少なくとも行動を変えなければ結果は絶対に変わらないのに、「とにかく行動を変えたくない」という本能に囚われて動きを鈍らせてしまうわけです。客観的に考えれば明らかにおかしいことでも本能の働きによって「そうか、デメリットもあるな。じゃあ諦めよう」と新しい動きを抑えてしまうのです。

新しい行動を抑制してしまう原因のもう1つは「正解主義」です。

日本人の戦後から現在にいたるまでの教育方針は「正解主義」の固まりです。
単一の答えを求めさせる学校教育、高い学歴を持ち、いい職歴を得ることが唯一無二の成功法則であるとする価値観の擦り付け、結婚をして家を持ち子供を育てるという幸せのカタチ……こうした正解やテンプレートを刷り込ませる教育は高度経済成長期には確かにメリットとして働きました。

工業主体となり、掛け算で売上を作ることが出来た時代には「個性」などというものは必要ありません。とにかく会社の駒となって働き、イレギュラーを起こさないように歯車を回すことの出来るサラリーマンを量産することが、国力を高めることに繋がりました。

しかし現代はどうでしょうか。終身雇用制度が崩壊し、銀行や上場企業でも倒産。「正解主義」は創造性を欠けさせ「全国民皆貧困」な状態を作り出しています。
個性と創造性を尊重するアメリカの教育方針は現代の動きにマッチしています。アップルやマイクロソフト、アマゾンなどアメリカメイドの企業が時価総額ランキングを総ナメする今の時代、10年前あれだけ席巻していたトヨタや三菱などの日本企業は、ランキングの30位以下に転落しています。

「正解」を求めさせて会社の駒・歯車を生産しようとする戦後教育の弊害はまさに今、出ています。我々は正解主義に囚われすぎていて極端に「ハズれ」を踏みたくないのです。結果、新しいことを思いついても「誰からも教わっていないこと」をする勇気がない。正解が通用しない現代においては「誰からも教わっていないからこそ価値がある」はずなのに。

本能がなるべく「遠回り」をさせようとする

多くの日本人が上記の「本能的理由」と「教育的理由」から新しい行動をとれずにいます。そして、だからこそ成功の鍵は「新しい行動をとにかく起こすこと」です。

なぜならビジネスとは常に「差別化」が求められるからです。他人と違う結果を残すためは、他人と違う行動を取らねばなりません。結果は雨のように突然降ってくるものではありません。「結果」は「行動」から生まれます。つまりいくら準備をしてもいくら頭を悩ませても、いくら勉強しても「行動」していなければそれは無価値であり、「結果」には結び付かないのです。

新しいビジネスアイディアを思いつき「まずは副業から」と考えても、ほとんどの人が行動しない、よくて「準備」だけで終わります。

「副業って税金どうすればいいんだっけ」
「個人事業ってどうやって手続きすればいいんだっけ」

そこで書店に行き『副業のススメ』なんて本を買って、夜寝る前に30Pずつ読んで1ヶ月かけて読了する。そうしている間に副業についての熱が失われて、結果何もしない。……ほらこんな人多いでしょ?

この場合「本能的理由」から動きを止められています。
だって普通に考えたら本を買うより、税理士さんに一本電話すれば教えてくれます。会って相談するにしても1日で終わります。別に税法の専門家になるわけじゃないのに、何で勉強しなきゃいけないんでしょうか。人に聞けば終わりでしょう?

新しい行動を避けたがるため「なるべく遠回りをさせよう」とする恒常性維持の典型例です。良いビジネスアイディアを思いついても「来年から始めよう」とか先延ばしにするんです。
辛くて辛くて死にそうな職場でも「退職しよう」と決意してから大概の人は半年とかかかるでしょ?「皆に迷惑がかかるから」「自分がいないと回らないから」という謎理論を理由に新しい動きを先延ばしにするんです。
あなたがいなくなって会社が倒産するわけもないのに、どんなカタチだって辞めりゃ迷惑がかかるのに、明日出社するのだって辛いはずなのに、なぜか先延ばしにする傾向があるのは、「本能的理由」からなのです。

物事には表と裏がある

また、どんなに素晴らしいアイディアでも必ず表と裏があります。日本国民全員にウケるサービスなんて存在しないわけで、どんなに優れたものでも「万人に評価される」ことはありません。ユニクロがいくら低価格で良品を作っても「ユニクロ嫌い」な人は一定数いますし、明石家さんまさんが軽妙なトークで人気を博しても「うるさいから」と嫌う人だっているでしょう。

人間がつくるものに「絶対」はありません。物事は必ずどんなものでも良い面と悪い面、表と裏があります。「正解主義」で完璧を望む人は、この悪い面を見つけてそれを理由に諦めることがあります。

「良いアイディアだと思ったけどコストがかかる」
「売上はあがるけどリスクがある」

そうしたデメリットを捉えて「やっぱりやめておこう」と諦めても仕方ありません。なぜならデメリットのないアイディアなど、そもそもこの世の中に存在しないのだから。

だからこそ肝心なのは「動く」ことです。動かずに、準備して考えて、を繰り返し過ぎるとどうしても本能から「デメリット」が目につくようになり、動き出すことをやめてしまうのです。良いアイディアを思いついたらまず動いてみる、そしてやりながら修正を重ねていくことが大事です。
動き出せば今度は本能的なホメオスタシスが良い影響をもたらし「やめにくい」状態になるはずですから。

諦めなければ「失敗」は「成功へのフロー」となる

無論、無思考で動け、というのではありません。
最初の一歩に思考が必要なのはもちろんです。ただ、考えすぎたり、準備をしすぎたりすることはよくありません。思いついてある程度内容を固めたら、あとは動いてみる。

途中失敗するかもしれませんが、そしたら修正すればいいだけのこと。
失敗とは諦めたら「失敗」となりますが、諦めなかったら成功への「必要フロー」になるだけです。

まずは始めてみること。どんなビジネスでも同じです。正解主義とホメオスタシスを振り切って、とにかくまずは動いてみましょう。話はそれからです。

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エムビー●誰もが理解できる「オシャレの教科書KnowerMag」を運営。視覚効果や印象論などをベースにしたロジカルなファッション指南が好評を博す。「最速でおしゃれに見せる方法」「ほぼユニクロで男のおしゃれはうまくいく」などメンズファッション書籍の多数のベストセラー他、漫画「服を着るならこんなふうに」、ライトノベル「魔王は服の着方がわからない」などの原作監修も含め、関連書籍は累計100万部を突破。月額500円のメールマガジンは個人配信では日本1位を記録、月額5千円のオンラインサロン「MBラボ」も常に満員御礼状態に。自身のブランド「MB」発のオリジナルアイテム、フリークスストア、アダムエロペ、ステュディオス、しまむら、紳士服のAOKIといった大手ブランドとのコラボアイテムも爆発的な売上を記録している。
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