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今すぐ自宅でできる! 自律神経の名医が実践する心身の免疫力を上げる健康習慣【心構え編・7か条】

5.血流が上がれば代謝は上がる、口角が上がれば健康も上がる

末梢血管の血流測定機で計測すると、意識的に口角を上げるだけで全身の血流が良くなることが見てとれます。笑うと副交感神経が高まって自律神経のバランスが整い、血管がリズミカルに脈打つからです。血液がスムーズに流れると体中に酸素と栄養が行き渡り、免疫力はアップするし、認知症は抑制できるし、といいことだらけ。笑う門には福来たると言いますが、笑顔が健康を促進する人体のメカニズムは、素晴らしいものだと思います。

6.人生に折り返し地点なんてない、 あるのは笑ってゴールだけ

私は50歳を過ぎたころに残りの人生を逆算し、もう先は見えたと思ってあらゆることが億劫になりました。しかしあるケガをきっかけにそんな境地を乗り越え、現在は日々を楽しく元気に過ごしています。平均寿命と自分の年齢を照らし合わせ、人生の折り返し地点は過ぎたと憂鬱になってしまう人も多いと思いますが、そんなのは無意味です。意味があるのは、残された日々をいかに楽しく有意義に過ごすかということ。ゴールはどこにあろうと、元気に笑って自分の足でテープを切るのみです。

7.忘れちゃいけない。いちばん若いのは「今日」です

私がため息スクワットをすすめても、「もう歳だから」と取りあってくれない人がいます。そういう人はある重大な事実に気づいていないのかもしれません。確かに過去を振り返れば、今日の自分はいちばん歳をとっています。でも未来に目を向ければ、今日の自分がいちばん若いのだということです。そこを認識せずにただ歳を重ねていくなんてもったいないと思いませんか? いちばん若い「今日」の自分を大切に、できればその自分を維持していく。いや、頑張りしだいでは若返りだって夢じゃありません。山にたとえれば人生の最終目標は頂上、つまり天国の入り口です。そこに到達するまでは常に新しい道を切り開き、元気に登り続けていたいものです。

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以上、名医が実践する健康習慣【心構え7か条】でした。いかがでしたか?
いずれもちょっとした心がけばかりですが、慌ただしい日々の中でついおざなりになっていることも多かったのではないでしょうか。
【行動編8か条】は5月16日21時に公開予定です。

本の中では、小林医師が提唱する「ため息スクワット」の効果や実践法が詳しく紹介されています。スクワットに呼吸(=ため息)を組み合わせることで、より運動効果を高め、自律神経の安定にもつながるようにした画期的なメソッドです。

自宅にこもって運動不足になりがちな今だからこそ、ぜひ読んでおきたい一冊です!

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小林弘幸

こばやし・ひろゆき●1960年埼玉県生まれ。順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。87年順天堂大学医学部卒業。92年同大学大学院医学研究科修了。
自律神経研究の第一人者として、プロスポーツ選手のコンディショニング指導にも関わる。〝腸のスペシャリスト〟でもあり、順天堂医院に日本初の
便秘外来を開設した。様々な形で健康な心と体の作り方を提案し、『世界一受けたい授業』『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』などメディア出演、講演活動も盛んにおこなう。
『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』『医者が考案した「長生きみそ汁」』など、ベストセラー著書も多数。

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