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RENA、復活の誓い。「大晦日は絶対に勝つ。1ラウンドで終わらせたい!」
弊社ノンフィクション編集部より、27歳の今までの人生をつづった初のフォトブック『RE:NA』(レーナ)をリリースするRENA。大晦日に開催される「RIZIN」で約半年ぶりの試合に挑む彼女に、今回の復活にいたるまでと試合にむけた想い、そして、今回の本で伝えたかったことなどを聞いた。
知られざる半生を語った、フォトブック内ロングインタビューでの印象的な言葉も一部引用しながら、デビュー10周年を終え、いまリスタートを切る彼女に深く迫る!

RENA、復活の誓い。「大晦日は絶対に勝つ。1ラウンドで終わらせたい!」

大好きなハワイでは趣味のサーフィンでリラックス。波に揺られながら自分を見つめなおした。(撮影/熊谷貫)
大好きなハワイでは趣味のサーフィンでリラックス。波に揺られながら自分を見つめなおした。(撮影/熊谷貫)

デビューした16歳からはじめての本格的な休養。そこで気づいたこととは!?

今年7月、昨年の大晦日で敗れた相手とのリベンジマッチで惜しくも判定で敗れたRENA。その試合後の会見で、「少し格闘技から離れて一回、普通の女性に戻りたい」と休養を宣言した。

しかも、ただの休養ではなかった。「本気で考えましたし、その選択もありえました。ただ単純に疲れた、休みたいっていう一過性の感覚ではなくて、『もう結構、頑張ったよね』という思いも強くありましたから」(RENAフォトブック『RE:NA』より。以下、太字は同)というように「引退」をも真剣に考えていたという。実際にどんな日々を過ごし、どんなことを考え、今回の復帰にいたったのだろう。

「2015年の大晦日に総合格闘技『RIZIN』に出場してから、『女子格闘技界を盛り上げていきたい!』という一心で頑張ってきたんです。ご存じない方も多いと思いますが、シュートボクシングと総合格闘技は、同じ格闘技とはいえ、寝技の有無はもちろん、それだけではなく、グローブも異なったり、本当に戦う距離も技術もまったく違うんです。

だから最初はチャレンジで一試合だけのつもりでしたが、その初戦をうまく勝利することができて。そうすると、まわりの方々から今後に期待する声をたくさんいただくようになって。しかもその後も勝って結果を出すことができたので、さらに期待は高まって、そんな中でふと気がついたら、みなさんが期待してくれているRENAと、総合格闘家としてはまだまだだと自分自身がわかっているRENAとのギャップに苦しむようになってしまっていたんです。だから一度、ゆっくりと自分を見つめ直す時間が欲しいと思い休養宣言をしました。

休養期間は、とにかく27歳の女子“久保田玲奈”として、四六時中強さを求めたり、誰かと競ったりもしない、『やばい! 今日も練習だ!』とあせったりもしない日々を過ごしたいなと思ったんです。だからカフェに行ったり、メイクを楽しんだり、いろんな洋服を着たり。また国内では宮古島や温泉に行ったり、海外も台湾やタイ、今回のフォトブックでも撮影したハワイなど、大好きな海のある暖かい場所で、趣味のひとつでもある、サーフィンをしたりして、ゆったりとして時間を過ごしていました。

そんな感じで、プロデビューした16歳から、本当にはじめて格闘技のことを考えずに自分の時間を過ごしてみたんです。格闘技を辞めたら『私には何も残らない、生きていけないのでは?』はという不安もあったのですが、結果として、『私はRENAじゃなくても、久保田玲奈としても生きていける!』ということがわかり本当に安心しました。でも同時に、『なにかが足りない。なにかが違う』という気持ちもあって。それがなんなのかを考えたときにわかったのが、『まだ私は格闘技をやりたいんだ』というシンプルな思いだったんです」

そのことをフォトブックではこう語っている。

「ハワイのビーチで波を見ながら考えたんです。波ってひとつひとつが全部違って、同じ波は二度とこない。時間の流れもこれと同じで、今という時は今しか流れない。そして、“自分はまだ動けるよね? まだやりたいんだよね? じゃあなんでやらないの? それはしんどいことから逃げてるだけじゃない?”って。そうしたら自然と涙があふれてきて自分の中で答えが出ていました。『私、まだできるじゃん!』。格闘技のことを考えない生活をしたいと思って休業宣言をしたけど、やっぱりまだそんな生活ができるわけなくて。まだまだ『女子格闘技界にはRENAがいなきゃダメでしょ』って言いたいし思われたい。普通の女性に戻るのはまだ早いって」

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