2020.11.7
最新!「恋と友情のあいだで」キャラ&ストーリーまとめ・その2〜互いの存在を胸に秘めながらも、別の相手と結婚した里奈と廉のその後は?
10/23に最新話として21話(廉・後編)が公開された後は、よみタイのコミックランキングを本作がすべて独占してしまったほどの盛り上がりを見せました。
里奈と廉、主人公の男女それぞれの視点から描かれる恋と友情のゆくえも新たな局面を迎えつつあります。
そこで、今回は好評だったストーリーのまとめ記事、第2弾!
里奈と廉、通称リナレンの恋と友情のゆくえはもちろん、他の登場人物たちのキャラも深堀りする名場面や印象的なセリフをご紹介。そしてまたまた担当スタッフの「心の声」がストーリーをアシストしちゃいます!
ふるかわ先生から特別にいただいた「あのシーン」の下絵、原作の小説を書かれた安本・山本先生からの応援メッセージもお見逃しなく!
ストーリーまとめ第一弾はこちら、連載全話一覧はこちらから。
それぞれが、それぞれの相手と結婚した里奈と廉。物語はここからまた新展開へ
前回のまとめ特集では第1話~13話、里奈と廉、それぞれが結婚するところまでを追跡。
その第13話(里奈)で描かれたのは、廉と美月の華やかな結婚式の模様。ところが、みんなの祝福の陰では密かな女同士の攻防戦が繰り広げられていたのでした……。
それはまさにその回の話タイトルどおり、「格下女からの身の程知らずな挑戦を私は絶対に許さない」と里奈に決心させるほどの。
その静かなバトルのカギを握る女……それこそが廉の妻となった、美月。
廉の前では、心の広い従順で優しい女でいながら(いや、たぶんそれもまた美月の本性のひとつではあるのだ、うん)、里奈だけに見せたこのあからさまな敵対心。
もちろん、里奈も負けてはいない。
さんざん女と遊んできた廉を落とせるほど、自分の市場価値を見据えつつも計算高く振る舞える美月の本性を瞬時に見抜き、凛と背筋を伸ばして胸の中でつぶやく。
(このときの里奈は本当に綺麗で凛々しくてカッコいい!)
一方、その時、美月の傍らにいる新郎の廉はといえば……
式の最中、不意に目をそらした里奈の態度になんとなく不審感を抱きながらも、またいつもの気まぐれか、ぐらいにしか思わない廉。
そのすぐ横で里奈と美月、それぞれが冷ややかな闘志をあらわにしてたにもかかわらず。
そしてこのあと、この結婚式の前夜を美月の視点から描いた第14話(美月)はショートストーリーにもかかわらず、公開後何度もランキング入りするほどの神回に。
(そりゃ、なんてったって美月だもん……)
半同棲時代から何度も廉の口から発せられる「里奈」の名前。挙句の果てに、寝言でもその名前をつぶやくなんて……美月の中で里奈の存在感は嫌がうえにも増していく。
そして、このとき、廉の寝言を聞いた瞬間の美月の表情が、この第14話で明らかになるのだ。
それがこちら。
無意識に寝言でいうなんてなんてタチが悪いんだろう……廉の前どころか、おそらく他の誰にも見せたことのない嫌悪感全開の表情で、眠る廉を見下ろす美月。
(コワイ、コワイよ、美月。いつもニコニコしてるだけに読んでる方も心底ビビったわ)
そして、美月は推測する。
(美月……なぜわかる!? そのカンの鋭さがコワイ……)
半同棲時代から、ずっと美月の心を騒がせていた里奈の存在。
プラトニックな関係のまま、つかずはなれず廉のそばにいる里奈は、美月にとってはどんな浮気相手よりも腹立たしい存在だったのだ。
一線を越えていない男女の友情のほうがよっぽどタチが悪いんだから~第14話(美月)より。
たとえそこに男女の関係はなくても、廉と里奈をつなぐものは単なる友情とは決して違う。
それゆえにタチが悪いし、気になるし、イヤなのだ。
だからこそ、美月は結婚式で里奈に視線でメッセージを送った。
廉が結婚相手に選んだのはあなたではなく、この私よ、と。
(それが結婚式でのあのうすら笑いか……美月、恐るべし。やっぱりただものじゃないわ)