よみタイ

ベストセラー『妻のトリセツ』の著者・黒川伊保子さんが『妻が口をきいてくれません』を脳科学的見地から解説

「口をきかない夫婦」になる前にやるべきことは?

一夫一婦制で幸せをつかむには、脳が創り出す「ムカつき」を乗り越えて、人間関係を深めていかなければなりません。

子育て中で、夫にやたらと腹が立つときは、妻も、自分の脳の「罠」であることを思ってほしい。
「今のムカつき」のままに、夫に冷たくしたり、ボコボコにしていると、その後の夫婦関係がひどいものになってしまいます。
夫の方は、とにかく「共感型対話」をマスターしてほしい。

単行本『妻が口をきいてくれません』より。
単行本『妻が口をきいてくれません』より。

また、本来、共感型対話を教えるのは、母親の役目です。
つまり、夫の口の利き方が悪いのは、彼の母親がそう育てたから

息子「今日は行きたくないな…」
母「なに、ぐずぐず言ってるの。さっさとしなさい。悪い癖よ」
息子「だってさぁ…」
母「いやなら、やめちゃいなさい。置いてくわよ!」
なんて育てるから、将来、共感のない夫になっちゃう。

息子の気持にまずは共感を
それから、共に善後策を考えてやればいい。

我が家なら、こんな感じでした。
息子「今日は行きたくないな…」
母「どうしたの? 大丈夫?」
息子「実はさぁ、やらなきゃいけないことが他にあって」
母「そうか、わかった。じゃ、今回はそっちをやんなさい。けど、次からはバッティングしないようにしよう」

脳は装置です。入力しなければ、出力されません。
ご自身の子育て中のことばにも、どうか配慮を。

「ぐずぐずしない! こぼした!」なんで怒鳴って育てると、遠い将来、「おふくろ、ぐずぐずるるなよ。あ~、こぼした!」なんて言われますよ。

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黒川伊保子

1959年、長野県生まれ。人工知能研究者、脳科学コメンテイター、感性アナリスト、随筆家。奈良女子大学理学部物理学科卒業後、富士通でAI開発にかかわり、脳と言葉の研究を始める。日本語対話型コンピュータや、語感分析法である「サブリミナル・インプレッション導出法」を開発し。マーケティングの世界に新境地を開拓した感性分析の第一人者。ベストセラーになった『妻のトリセツ』『夫のトリセツ』『娘のトリセツ』『息子のトリセツ』など著書多数。
公式HP■黒川伊保子オフィシャルサイト

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