2020.3.28
残念! 「肉を食べまくってタンパク質摂取」はNGだった! 薄毛に悩む人が本当に摂るべき栄養素とは?
摂りにくい栄養である亜鉛の不足こそ、実は薄毛のラスボス
髪に必要な栄養素としてタンパク質、ビタミンC、B群はなんとなく想像がつくけど、亜鉛っていったい何? と思われた方が多いのではないでしょうか?
消化管に摂り込まれたタンパク質はいったんアミノ酸まで細かく分解され、体内に吸収されてからまたタンパク質に再構築されます。でも、亜鉛が不足していると消化管粘膜が弱ってしまい、もたれたり下痢をしたりと消化吸収力が低下します。なぜ粘膜が弱るかというと、亜鉛は細胞分裂のさかんな部分ほど必要とされるミネラルだから。消化管の粘膜は体の中でももっとも代謝が速いので、亜鉛の不足がはじめにあらわれやすいのです。
髪も同じで、毎日毎日作られる組織です。なので亜鉛が不足すると毛母細胞の分裂がスムーズに行われず、結果、髪が成長できなくなります。
また、他にも味覚をつかさどる味蕾の細胞の再生やビタミンAを体内に留めさせて免疫力を向上させるなど、亜鉛はさまざまな働きをしています。でも残念ながら、体内で作り出せない栄養素ですので、体外から摂取するしかありません。
亜鉛が多く含まれていて、これを食べればOK! という決め手になる食物がないのも、亜鉛不足に陥りがちな原因となっています。亜鉛は、肉、魚、野菜などに少量ずつ含まれているので、結局はバランスよくいろいろなものを食べることが大事です。
強いてあげれば、牡蠣、エビ・カニ・貝などの魚介類、牛肉は、亜鉛が他の食品よりも多く含まれているので、これらを普段あまり口にしていない人は、メニューに取り入れてみましょう。
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