2025.3.30
「自己紹介が昔から苦手です……」新生活での‟あるある悩み”に佐久間宣行さんが明朗回答!【『ごきげんになる技術』試し読み】
Q:留学や引っ越し、転職……。やりたいことはあるのに、行動できて ないことばかり。こんな自分にがっかりしています。
A:自分が楽しいと思える「ちょっとした冒険」から踏み出そう。
忙しすぎて、僕にもこういう時がありました。が、「これはいかん」と思い立ち、行きたいと思っている先々の舞台やライブのチケット、レストランの予約などを強制的に取ってスケジュールに入れるようにしています。
どんなに多忙でも実際に足を運んで後悔したことは、ほぼありません。人は、「経験の積み重ね」によって学ぶ生き物。楽しい経験から行動力が生まれ、ひいては人生を豊かにすると思います。
身近にいる行動力がある人と一緒に動くのもありだし、そこまで行動しなくとも、自分が好きなジャンルに詳しい人をSNSなどで見つけてアクションを起こすだけでも変わるはず。
僕は過去に演劇や音楽について発信する人のSNSをリポストしたことがきっかけで距離を縮めたり、DMが来て知り合いになったりしたことも。自分の中の楽しくて小さな冒険から挑戦してみましょう。
Q:付き合う相手や状況によってキャラを変えてしまう自分にもやもやし ます。
A:別のキャラを作ることでメンタルが整うなら、どちらの自分も大切にしよう。
僕の高校時代の話をすると、クラス内では比較的相談を受けたり、助言を求められる存在。一方バイト先では〝イジられキャラ〞。全然違いました。
前者だけでは思い上がったり、弱みを見せられなくて辛かったと思うし、後者の立場があったからこそ「俺、たいした人間じゃないな」と気がつけた。今思えばどちらの自分も必要だったと思います。
一つのキャラに絞ったり、理想の姿だけにとらわれると、逃げ場がなくなるし、メンタルを壊すことにもなりかねません。だから、どちらのキャラも自分だと認めていいと思います。
ただし、大切なのは100パーセント自分に嘘をついた虚構のキャラでないこと。
一度ついた噓は大きくなるし、噓を重ねるほど本当の自分は見せにくくなるもの。偽ったままでは当然ごきげんとは程遠くなってしまいます。
もし虚構が回収できないほど肥大化して心の負担になっているのなら、清算したほうがいいでしょう。
後編に続く
大反響&大重版御礼! 書籍の購入はこちら から!
試し読み▼
「序章 ごきげんの正体」
「2章 ネガティブを飼い慣らそう」
著者インタビュー▼
ポジティブ思考にもネガティブ感情にも振り回されない、新時代の「ごきげん」とは? 【佐久間宣行『ごきげんになる技術』刊行記念インタビュー】


テレビプロデューサーとして地上波番組や配信コンテンツを数多くヒットさせ、さらにラジオパーソナリティにバラエティ番組MCと、メディアのジャンルを超えて活躍する著者。
日本のエンタメ界を牽引する著者自身も実は、元来のネガティブ思考、自分の弱さに悩み、不安を抱えながら生きてきた。だからこそ磨きあげられた「自分自身をごきげんにする技術」を、本書では余すことなく公開!
✔️世間や友人をつい批判的に見て、結果自己嫌悪してしまいます。
✔️SNSを見ると心が病みます。上手な付き合い方は?
✔️やりたいことはあるのに行動力のない自分にがっかりします。
✔️上司は仕事ができない人間です。考え方や仕事の進め方も合わなくてストレスが溜まります。
……etc 雑誌『SPUR』での連載や講演会などで寄せられた悩みにもこれまでの経験と著者ならではの視点からズバリ“明朗回答”。 自分の軸を整えながら生き抜くための珠玉のメッセージは必読。
