2023.7.25
エディ・スリマンのセリーヌが好み!ラフィンノーズのチャーミーが語る「おしゃれでかっこいい」ことへのこだわり。週間ランキングTOP5【7月17日~7月23日】
前回は、佐藤誠二朗さんの「DON’T TRUST UNDER FIFTY」が1位となりました。
今回のランキングはどのようなラインナップとなるでしょうか。
各連載のあらすじや、読みどころもあわせてご紹介します!
(構成・文/よみタイ編集部)
【5位】どこの馬の骨かわからんような女や 第13回 噂好きとクイーン・オブ・悪口 /「実母と義母」(村井理子)
村井理子さんのエッセイ連載「実母と義母」。
今は亡き実家の母、認知症が進行し要介護となった姑。
母親であること、妻であること、そして女性として生きていくということ……。
翻訳家でエッセイストの村井さんが、実母と義母、ふたりの女性の人生を綴ります。
「第13回 噂好きとクイーン・オブ・悪口」(7月17日配信)は、タイプが異なる実母と義母の、とある共通点についてのお話。
実母のことは大好きだったけれど、彼女の噂話好きなところはどうしても好きになれなかったと語る著者。実母は噂話が好きで、義母は噂話というレベルを越えて悪口が得意。
義母は私に初めて会ったときに、「汚い格好してるわね」と言った。ジーンズにTシャツ姿だった私も悪いが、義母ははっきりそう言ったし、「もう少し痩せたら」とも言った。「そんな体型やったら着物も似合わないから、習い事もできひんやないの」と言った。繰り返すが、初対面である。「その格好で、家の周りを歩かないで下さいね。恥ずかしいから」とも言っていた。
今になってみると、噂話も悪口も、狭い世界で生きざるをえなかった彼女たちなりのコミュニケーション方法だったと気づいて……。
連載ファンの皆さんには、村井理子さんの読書案内&エッセイ集『本を読んだら散歩に行こう』もおすすめ。
村井さんの日常が感じられて連載の内容がより深く味わえるだけでなく、夏休みに読む本を選ぶ際の参考にもなる1冊です。