2020.11.3
『漫画家しながらツアーナースしています』ダブル重版! 新型コロナ禍のいまこそ読んでほしい「あの時 話してくれた君へ」
『漫画家しながらツアーナースしています。こどもの病気別”役立ち”セレクション』への思い
こどもの病気別”役立ち”セレクションでは、佐久総合病院佐久医療センター小児科医長の坂本昌彦先生に監修についていただきました。先生の「教えて!ドクタープロジェクト」は以前から興味があって、たびたびSNSや書籍で拝見しておりました。まさか監修についていただけるとは思わなかったので、決まったときにはやはり小躍りしました(私は生まれが沖縄の小さな町なので、感情が高ぶると頭の中に三線の音が流れて、すぐに踊るくせがあります。カチャーシーみたいなものだと思ってください)。
編集さんと二人で坂本先生に会いに長野へ行った日、着いたら雪が降っていました。すぐにタクシーに乗って先生の勤める病院へ向かったのですが、正直、雪合戦がしたかったです。雪だるまでも良かった。
坂本先生とは、いろいろなお話をしました。その内容はこの本のコラムに載っていますので割愛しますが、あの時間は大切な時間です。場所は違っても共通する悩みがあったり、考えがあったりすることは、発見であり、嬉しくもありました。また、医療の最前線で頑張っている先生の真剣なお話は、私自身の看護のあり方を考える時間にもなりました。
漫画を描くよりも、病院に戻って看護師の仕事に専念したほうが、人の役に立てるのではないかと思うことがあります。そう思っていまも時々、病院を探してしまうことがあります。でも、漫画を描いてみて、伝えることの難しさを痛感しました。ツアーナースを通して、医療従事者とそうでない方との間の情報の差にも愕然としました。坂本先生とのお話の中にも、伝えることの難しさや、その大切さについて触れた時間がありました。
そして、読んでくれたみなさんが、「ストーマって知らなかった」「こういう風に接したらいいのか」「こんなふうに考えたらいいのか」という発見を教えてくれます。こどもの病気別”役立ち”セレクションは、そんな「伝える」お役に少しでも立てたらな、という思いを込めてエピソードを選びました。もし、伝わっていたら、また小躍りして喜びます!
こちらも重版新装帯に! コミックス大好評発売中!

書籍『漫画家しながらツアーナースしています。こどもの病気別“役立ち”セレクション』では、この「あの時はなしてくれた君へ」の他にも、切り傷の応急処置法やアトピー性皮膚炎についてなど、基礎疾患から心の病まで、子どもの病気に関する知識や対処法をわかりやすく紹介しています。
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