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【読書週間】女性作家のみずみずしい感性に心洗われる「何度も読み直したいエッセイ」3冊

シニカルさとひたむきさの同居が唯一無二

次にご紹介するのは、『わたしもかわいく生まれたかったな』。タレントとして活躍する川村エミコさんが、自身の子供時代や恋愛遍歴を振り返る、初のエッセイ集です。

好きだった男の子に「粘土」というあだ名をつけられたとか、かわいい従姉妹に好きな色のポシェットを取られてしまったとか、切なくもおかしいエピソードが並んでいます。
それぞれのエピソードが著者独自の俯瞰の視点、細やかな記憶力と描写力で綴られ、まるでショートムービーを見ているような気持ちになれるのも本書の魅力です。

物事をシニカルに捉えて、身近な人間関係も客観的に見つめる冷静な視点がおかしみを生む一方で、思ったことや好きな人に対してはひたむきに突き進む著者の姿勢は愛おしく感動的ですらあります。まさに唯一無二の“川村エミコワールド”を堪能できる1冊。
読み終わった後に、自分の中の世界を捉えるアンテナが一つ増えるようなエッセイです。

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