よみタイ

新型コロナウイルスにも負けない!!   最大の難敵に立ち向かうレースクイーンたちの秘策と、“これから”

新型コロナウイルスにも負けない!! 最大の難敵に立ち向かうレースクイーンたちの秘策と、“これから”

SUPER GT2020「TWSプリンセス」のメンバーとなった五十川ちほさん。去る2月14~16日に開催された大阪オートメッセにて今季のチーム体制が発表された際、コスチューム姿もお披露目となった。そのほか、RIZINガールとしても活動中(写真提供/GALSPARADISE)
SUPER GT2020「TWSプリンセス」のメンバーとなった五十川ちほさん。去る2月14~16日に開催された大阪オートメッセにて今季のチーム体制が発表された際、コスチューム姿もお披露目となった。そのほか、RIZINガールとしても活動中(写真提供/GALSPARADISE)

こんな時だからこそレースクイーンが駆使するSNS活用法とは?

このまま、毎日流れてくる暗いニュースをながめて、ただ意気消沈するだけなのか……。

だが、安藤さんは屈しなかった。

「つらいのは、レース関係者も、ファンの方も一緒です。今現在、サーキットに立てるかどうかは未定ですが、チームとの契約は4月1日から始まっています。わたしたちレースクイーンは広告塔的役割を担っているのですから、やれることをやらなければならない。

そこで、SNSの活用です。今年のレース、自分が所属するチームのレーシングカーの性能や成績について予想を立てて、発信する。あるいは、元気はつらつとした姿を見せて、なにげない日常的なやりとりをするだとか。先日のファンの方から“ツイッターでコンスタントに発信し続けてくれるから、見ごたえがあって、楽しいです”とコメントをいただきました。『Live me』といったオンラインのライブ配信アプリでも、それを実践しています。

こんな時だからこそ、ファンの方とはお互いに励まし合いたいし、支え合いたいんです」

SNSの活用、支え合いに関して言えば、もう一人のレースクイーンの手法を紹介したい。
五十川ちほさんは外資系ホテル勤務を経て、レース界に入ってきた。大阪から上京して、5年目になる。

「一人暮らしですから、めっちゃ心細いです(苦笑)。3月末に都内外出自粛要請が出された時なんて、スーパーに行ってもほとんど何もなくて衝撃的でしたね。でも、そんな境遇の仲間はたくさんいます。だから、インスタグラムのストーリーでダイレクトメッセージを送り合って、慰め合うわけです。例えば、“コンビニにも来たけど、なんも売ってない(涙)”に対して、“私も一緒~”とか。ショート動画で、みんな逐一動きを報告してくれるから、その都度ツッコミを入れるんです。LINEみたいにして活用してますね」

プライベートのやりとりで、そういう仲間を10人ぐらい確保しているという五十川さん。自身の心がつぶれてしまっては、発信もままならない。メンタルを維持するための、れっきとした自衛手段といえるだろう。

「気持ちを保つことができれば、そのぶんファンの方々に対しても、ほがらかなメッセージを発信し続けられると思うのです。なにせ、私の売りは“元気、明るい”ですから」

日本全体が危機的状況にあっても、一向にブレない“神対応”で、ファンからの熱い支持を得ているレースクイーンも存在する。2019年日本レースクイーン大賞を獲得した生田ちむさんがそうだ。

「レースクイーンとは、チーム、ファンの方があっての仕事です。ですから、この6年間はSNSでコメントをいただければ、一つひとつに対してていねいにお返ししています。レースクイーン大賞の投票呼びかけ期間、今回のコロナウイルス問題など、いかなることがあっても私の姿勢は変えません。いつもと同じスタンスを持ち続けることが、現在だったら、ファンの方にいっそう安心感を与えるのかもしれませんね」

今年2月以降は極力自粛しているが、普段は主だったレースのテスト走行やF1、レース本戦を自腹で観に行くのだそう。その感想や分析などはブログで詳しく発表し、ここ最近は、空いた時間で過去の名勝負を動画でチェック。モータージャーナリスト顔負けである。一連のコロナ騒動、どこ吹く風だ。

「レース好き度は、レースクイーン界では誰にも負けません(笑)。正直、サーキットが恋しいです。ここ最近、“ああ、また中止かよ”と嘆くファンの方もいらっしゃいますが、そこはあえて“今は我慢の時期。そのぶん開催されたときには、思いっきり楽しもうね!”と、呼びかけるようにしてます。レースの雰囲気は言葉で言い表せないほど、大好き。開催を願って、レースの予習復習は毎日欠かさないようにしてます」

1 2 3

[1日5分で、明日は変わる]よみタイ公式アカウント

  • よみタイ公式Facebookアカウント
  • よみタイX公式アカウント

新刊紹介

高橋史門

たかはし・しもん●エディター&ライター。1972年、福島県生まれ。日本大学在学中に、「思想の科学」にてコラムを書きはじめる。卒業後、「Boon」(祥伝社)や「relax」、「POPEYE」(マガジンハウス)などでエディター兼スタイリストとして活動。1990年代のヴィンテージブームを手掛ける。2003年より、「週刊プレイボーイ」や「週刊ヤングジャンプ」のグラビア編集、サッカー専門誌のライターに。現在は、編集記者のかたわら、タレントの育成や俳優の仕事も展開中。主な著作に「松井大輔 D-VISIONS」(集英社)、「井関かおりSTYLE BOOK~5年先まで役立つ着まわし~」(エムオンエンタテインメント※企画・プロデュース)などがある。

週間ランキング 今読まれているホットな記事

  1. 「神戸大学以上の学歴の女性」としか結婚しないと決めた東大文一原理主義者【凹沢みなみ×『学歴狂の詩』紹介マンガ】

  2. 灘中高→4浪で東京都立大のナツ・ミートが『学歴狂の詩』を読み解く

  3. 「学歴」というフィルターで世界を認識する狂人たち【小川哲×佐川恭一 学歴対談・前編】

  4. 小説家デビューは「受験勉強」で攻略できるのか?【小川哲×佐川恭一 学歴対談・後編】

  5. 伊藤弘了「感想迷子のための映画入門」

    岩井俊二『Love Letter』のヒロインが一人二役である理由 ――あるいは「そっくり」であることの甘美な残酷さ

  6. 佐川恭一「学歴狂の詩」

    「田舎の神童」の作り方【学歴狂の詩 無料公開中!】

  7. 新刊 : 佐川恭一
    笑いと狂気の学歴ノンフィクション

    学歴狂の詩

  8. 佐川恭一「学歴狂の詩」

    「阪大みたいなもん、俺は三位で受かるっちゅうことや!」マウント気質が強い〈非リア王〉遠藤【学歴狂の詩 試し読み】

  9. 佐川恭一「学歴狂の詩」

    天才・濱慎平がつぶやいた「こんなんもう手の運動やん……」【学歴狂の詩 試し読み】

  10. 学歴にこだわる陰キャはエモ系界隈に逆襲できるのか?【凹沢みなみ×佐川恭一 対談】

  1. しろやぎ秋吾「白兎先生は働かない」

    同僚の先生に嫌われるのが怖かった教頭の決意【白兎先生は働かない 第14話】

  2. なかはら・ももた/菅野久美子「私たちは癒されたい 女風に行ってもいいですか?」

    女性用風俗に通う女性たちの心のうちを描くコミック新連載【漫画:なかはら・ももた/原作:菅野久美子「私たちは癒されたい」第1話前編】

  3. 野原広子「もう一度、君の声が聞けたなら」

    妻が逝った。オレ、もう笑えないかもしれない 第1話 さよなら、タマちゃん

  4. しろやぎ秋吾「白兎先生は働かない」

    「どうして管理職になってしまったんだろう」教頭先生の苦悩【白兎先生は働かない 第13話】

  5. なかはら・ももた/菅野久美子「私たちは癒されたい 女風に行ってもいいですか?」

    同世代の男にはもう懲りたと思っていたけど、新人セラピストの彼に出会って…【漫画:なかはら・ももた/原作:菅野久美子「私たちは癒されたい」第1話後編】

  6. 上田惣子「体重減・筋肉増のおばあさんになる「あすけん」式 人生最後のダイエット」

    体型と体質は、遺伝の呪縛から逃れられるか 第9回 自分に合ったダイエット探し

  7. しろやぎ秋吾「白兎先生は働かない」

    「教師が足りない…」苦しい学校現場を運営する教頭先生【白兎先生は働かない 第12話】

  8. なかはら・ももた/菅野久美子「私たちは癒されたい 女風に行ってもいいですか?」

    普段は厳しい女性上司を演じているけど……SM専門女性用風俗で見つけた「本当の私」【漫画:なかはら・ももた/原作:菅野久美子「私たちは癒されたい」第4話】

  9. しろやぎ秋吾「白兎先生は働かない」

    絶対に定時で帰る中学校教師……その驚きの理由とは? 第1話 部活にはいきません

  10. なかはら・ももた/菅野久美子「私たちは癒されたい 女風に行ってもいいですか?」

    30代独身女性が女風を利用して気づいた「一番大切にするべきなのは…」【漫画:なかはら・ももた/原作:菅野久美子「私たちは癒されたい」第2話後編】