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稲川淳二の実話怪談。西伊豆の海辺で聞いた声の正体は…『海の怪』刊行記念
世界的大ヒット<リング>シリーズは、「貞子」の名とともに、日本ホラーの底深さを知らしめました。 「よみタイ」連載時から話題を呼んだ新刊『海の怪』は、25年に及ぶ鈴木光司さん自身の航海経験を中心に、海の仲間たち、知人友人から聞いた話をベースとしたもので、海の底知れぬ魅力と、海をめぐる無限の恐怖が入り混じる18エピソード収録。 この刊行を記念した本特集では、書籍の中から著者の鈴木光司さん自らが「貞子よりも怖い!」と厳選したエピソードを、その理由とともに3回にわたってお届けしてきました(第1回2回3回)。 最終回となる今回は、番外編。 公開するやいなや、瞬く間に2万回再生を超えた話題の動画「『海の怪』刊行記念 鈴木光司×稲川淳二 スペシャル対談」 の中から、稲川淳二さんの怪談を抜粋してご紹介します。 学生時代の稲川さんが西伊豆の海で体験した、恐ろしくも悲しい出来事とは……。 (文・構成/よみタイ編集部)

稲川淳二の実話怪談。西伊豆の海辺で聞いた声の正体は…『海の怪』刊行記念

まだ厳しい夏の暑さが続いていた某日某所、『海の怪』刊行を記念して、著者の鈴木光司さんと、鈴木さんが「師匠」と仰ぐ怪談家の稲川淳二さんとの対談が実現しました。
この様子を納めた動画は、公開直後から大きな反響を呼び、現在も再生回数を伸ばしています。

この対談時に、稲川さんが特別披露してくださったのが、西伊豆の海にまつわる怪談です。

数十年前の夏、西伊豆での恐怖体験

これは稲川さんが学生時代に実際に体験した出来事。
昼間の浜辺で友人たちと遊んだのち、夜になって民宿へ戻る彼らを見送り、稲川さんだけが残ることに。
岩場でいつの間にか居眠りをし、ふと目覚めると「おい」と呼ぶ声が聞こえて……。

怪談界の巨匠が語る実話怪異譚、心してお聴きください……。

スペシャル動画の完全版はこちら

動画の完全版では、鈴木さんと稲川さんの対談や、鈴木さんによる怪談も収録。
稲川さんが西伊豆で体験した恐怖の出来事の裏にあった、悲しいエピソードの詳細も明かされます。

稲川淳二氏、絶賛! 海をめぐる18話

ホラー界に金字塔を打ち立てた鈴木光司さんが、実話をもとに語る海への畏怖と恐怖に彩られた18のエピソード。
世界を船で渡った男だからこそ知る、海の底知れぬ魅力とそこに秘められた無限の恐怖とは……。
怪談家・稲川淳二さんからは「心地よい恐怖に浸るうちに怪異な闇に呑み込まれてゆく極上のミステリーに酔い痴れました」と絶賛コメントが届いています。
書籍『海の怪』の詳細はこちらから

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稲川淳二

いながわ・じゅんじ●1947年東京渋谷区生まれ。桑沢デザイン研究所専門学校卒業。テレビ番組のリポーターやリアクション芸人として活躍。さらに、怪談家として他の追随を許さない人気を誇り、怪談イベントは常に大盛況。

稲川淳二公式サイトhttps://j-inagawa.com/
稲川淳二の怪談ナイト公式サイトhttp://www.inagawa-kaidan.com/

2020.08.01稲川淳二、YouTube始めました。
YouTubeチャンネル『稲川淳二メモリアル【遺言】』
https://www.youtube.com/channel/UCwBwI0hGtHAp-ZPT_dR1_DA/videos

鈴木光司

すずき・こうじ●1957年静岡県浜松市生まれ。作家、エッセイスト。90年『楽園』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。91年の『リング』が大きな話題を呼び、その続編である95年の『らせん』では吉川英治文学新人賞を受賞。『リング』は日本で映像化された後、ハリウッドでもリメイクされ世界的な支持を集める。2013年『エッジ』でアメリカの文学賞であるシャーリイ・ジャクスン賞(2012年度長編小説部門)を受賞。リングシリーズの『ループ』『エッジ』のほか、『仄暗い水の底から』『鋼鉄の叫び』『樹海』『ブルーアウト』など著書多数。
「鈴木光司×松原タニシ 恐怖夜行」(BSテレ東)期間限定放送中。

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