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9月2日は「靴の日」! 秋になると履きたくなる、ブラウンレザーのウィングチップシューズ

手入れしながら一生使いたい オールデンのウィングチップシューズ

オールデンといえば木型(ラスト)にこだわるブランドとして有名で、長年の研究によって全13型を開発、保有している。

僕はお店でいくつかのシューズに足を通し、いちばんしっくりくる木型のものを選んだ。
このウィングチップは“バリーラスト”というオールデンの中ではもっとも一般的な木型を使ったもの。
とても履きやすいので、僕の足の形は十人並みということだ。

自分の足にぴったり合ったオールデンを履いた人はよく、「スニーカーより履き心地がよい」と言う。
アメリカンスタイルの服と一緒で、オールデンはイギリス製の靴などと比べると、ややゆったりとしたつくりをしている。
それが、快適な履き心地につながっているのだと思う。

僕のオールデンは買ってから10年経っているので、革に少しシミが出てきたしソールのコバも傷んでいる。
ソールは一度付け直してもらっているが、そろそろまた修理に出すタイミングだ。
そもそもカジュアル使いだからそんなに丁寧には扱っていないのだが、こうやって最低限の手を入れながら大事に一生履き続けよう。

僕にとってはそれだけの値打ちがある靴なのだ。

* * *

書籍『オフィシャル・サブカルオヤジ・ハンドブック ストリートおじさんの流儀100』には、今回ご紹介したウィングチップシューズの他にも、ドクターマーチンやラバーソールなど、靴にまつわるコラムが複数収録されています。
靴好きの方、ファッション雑学に興味のある方にぜひ読んでいただきたい1冊です!

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新刊紹介

佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『オフィシャル・サブカル・ハンドブック』『日本懐かしスニーカー大全』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

ツイッター@satoseijiro

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