2021.9.2
9月2日は「靴の日」! 秋になると履きたくなる、ブラウンレザーのウィングチップシューズ
手入れしながら一生使いたい オールデンのウィングチップシューズ
オールデンといえば木型(ラスト)にこだわるブランドとして有名で、長年の研究によって全13型を開発、保有している。
僕はお店でいくつかのシューズに足を通し、いちばんしっくりくる木型のものを選んだ。
このウィングチップは“バリーラスト”というオールデンの中ではもっとも一般的な木型を使ったもの。
とても履きやすいので、僕の足の形は十人並みということだ。
自分の足にぴったり合ったオールデンを履いた人はよく、「スニーカーより履き心地がよい」と言う。
アメリカンスタイルの服と一緒で、オールデンはイギリス製の靴などと比べると、ややゆったりとしたつくりをしている。
それが、快適な履き心地につながっているのだと思う。
僕のオールデンは買ってから10年経っているので、革に少しシミが出てきたしソールのコバも傷んでいる。
ソールは一度付け直してもらっているが、そろそろまた修理に出すタイミングだ。
そもそもカジュアル使いだからそんなに丁寧には扱っていないのだが、こうやって最低限の手を入れながら大事に一生履き続けよう。
僕にとってはそれだけの値打ちがある靴なのだ。
* * *
書籍『オフィシャル・サブカルオヤジ・ハンドブック ストリートおじさんの流儀100』には、今回ご紹介したウィングチップシューズの他にも、ドクターマーチンやラバーソールなど、靴にまつわるコラムが複数収録されています。
靴好きの方、ファッション雑学に興味のある方にぜひ読んでいただきたい1冊です!
サブカルオヤジたちに捧げるコラム集!
サブカル派を自認する人間はそれぞれ十人十色の「俺のサブカル」を持っていて、これが中年のオヤジともなると、なかなかに厄介でややこしい……自らそう語る、元・雑誌「smart」編集長・佐藤誠二朗さんによる、愛すべきサブカルオヤジたちに捧げるコラム集。
好評ウェブ連載「グリズリー世代のバック・トゥ・ザ・ストリート」380篇の中から選んだ100篇を、ファッション、スピリッツ、ライフ&ホビー、カルチャーの4カテゴリーに分類。
ちょっと懐かしいものから最先端まで、新しもの好きなサブカルオヤジを自認する著者ならではの、ウンチクとこだわり満載のコラムが豊富な写真とともに収録されています!
書籍『オフィシャル・サブカルオヤジ・ハンドブック ストリートおじさんの流儀100』の詳細はこちらから。
重版3刷決定! ストリートファッションの全てがわかる
ファッションカルチャーに関心のある方は、こちらも必読!
佐藤誠二朗さんの『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』は、モッズ、ヒッピー、ノームコアなど、1930年代から現在に至るまでのストリートファッションを網羅した1冊。
ストリートスタイルの奥底に潜む反逆性とトラッド性の関係を探るため、その成り立ち、細かなスタイルの変遷を、多くの事例や画像とともに詳細に解説しています。ファッションスタイルだけでなく、時代背景や音楽などの情報も満載。
近代カルチャー史の必携としてファッションファンのみならず幅広い支持を受け、この度3刷が決定しました!
全31スタイルのイメージイラストは、全点、漫画家の矢沢あいさんによる描きおろし。史実に忠実に、流麗なタッチで描かれたストリートの少年たちの姿は圧巻です。
書籍の詳細はこちらから!
佐藤誠二朗さんの「CITY BOYおじさん 湖畔でデュアルライフはじめました。」も好評連載中!
東京と山梨の2拠点生活=「デュアルライフ」のリアルを綴るライフエッセイです。
連載一覧はこちら。