2021.8.10
「夏デジ2021」でお得に読める! 古い価値観を手放して即アップデートできるオススメ5冊
家族の変化を前向きに捉える
「家族」のあり方に対する固定概念をアップデートできる本がこちら。
『家族終了』では、『負け犬の遠吠え』『子無しの人生』などで知られる酒井順子さんが、日本の家族観の変遷を辿りながら現在を考察し、これからの「家族」の在り方について問いかけます。
未入籍のパートナーと暮らし、両親、実兄をすでに見送った著者だからこそ見えてくる家族の諸問題とは……。
事実婚や同性婚、「おひとりさま」比率も上昇する今、パートナーシップや連帯のあり方を考察する全18章。
未婚・既婚・子無し・子持ち、さまざまな視点から家族を捉えなおすきっかけとなる1冊です。
『家族終了』とちょっと過激なタイトルですが、不安を煽る内容ではありません。
時代や人生の変化にともなって新しくなる家族の形を柔軟に受け止め、変化を楽しめるようになるヒントが満載。
家族との関わり方や、家の結びつきについて、一気に視野が開けます。
働く罪悪感や古いジェンダー観から解放される
続いては、働く女性の意識やジェンダー観がアップデートできる本をご紹介します。
『働く女子と罪悪感 「こうあるべき」から離れたら、もっと仕事は楽しくなる』は、均等法世代の一人、AERA元編集長の浜田敬子さんが次世代へ贈るメッセージ。
「この30年で何が変わったのか。何が変わっていないのか。なぜ変わっていないのか。これから変えていけるのか。
それを考えるためにも、すでに“歴史になりつつある私たちの世代の物語が、何かのヒントになればと思う。
今働くことに悩んでいる後輩世代たちに少しでも参考になれば、その一つのケースとして、少しでも役に立てればと思っている。」(「はじめに」より)
新聞記者時代「女はいいよな」「男性記者にかわってください」と言われたり、我が子を実家や学童に預けながら働くことに罪悪感を覚えたりしながらも、メディアの第一線でキャリアを築いてきた著者。
その奮闘ぶりに驚いたり、感銘を受けたりしつつ、働く現場からみた日本のジェンダー史も学ぶことができる1冊です。
完璧主義だったり、子どもに対する罪悪感を抱えていたり、「〜べき」という固定概念に縛られて、働く楽しさや仕事への情熱を失っている女性にとっては励まされること間違いなしの必読書。
また、「職場の女性の本音が知りたい」「男女ともに働きやすい職場にするための具体的な方法や考え方が知りたい」といった男性にもおすすめです。