2021.12.23
『沼の中で不惑を迎えます。』竹内佐千子さんが今年沼落ちした「BLドラマ」3選
意味がわからなくなるほど見返した『Manner of Death/マナー・オブ・デス』
タイのクライムサスペンスBLドラマ。時にクライムサスペンスを忘れBLになり、時にBLを忘れクライムサスペンスになる「なんでやねん!!」と突っ込まずにはいられないシーンが満載。この作品の魅力を言葉で伝えるのはとても難しいのでとりあえず観てくれ頼みます。
撮影地がチェンマイなのでとても美しい風景と、主演2人のビジュアルの強い美しさ。身体の美しさ。キスシーンの美しさ。特に濡れ場の美しさは素晴らしすぎて何の文句もあらしまへんがな。
学生ものと違ってサンペンスなので全体的に大人向けです。主人公の2人も事件の最有力容疑者×法医学者という悶絶もの。問題となる犯罪が思った以上に凄惨なもので、その渦中で繰り広げられる恋愛がより際立つのは今更私が語るまでもないでしょう。
必ず第7話で人間ではいられなくなります。『SOTUS』を観終わり無事に森に帰った私という名のゴリラが、森からカタパルトで萌えの向こう側に打ち上げられた後「サボテンになりたい」しか言わなくなるポンコツゴリラと化しました恐ろしい。その後は意味がわからなくなるほど7話を見返し、ドラミングに明け暮れていました。
素晴らしさに酔っていると、いいタイミングで「なんでやねん」シーンが繰り広げられるのもこのドラマの良いところ。ひとつもネタバレ出来ないので観た人はとりあえず私と友達になって下さい。
2022年1月1日から、アマゾンプライムビデオでも配信が開始されます。お正月の予定は決まりましたね。
あとBL作品に関わったということで主演のMaxさんとTulさんがPride Month(世界中でLGBT+の権利や文化への支持を示す月。毎年6月)に2人で参加してくれるのをSNSで見たときは感動で震えていました。好きな俳優さんに心から存在を応援してもらえる嬉しさをこんなポジティブに味わうのははじめてでした。
「BL」と「ゲイ」は違うものですが、切り離して考えることも出来ないということを改めて教えてくれる2人で、尊敬しています。