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キックボード流行の端緒を開いた(かもしれない)一台を持っている件について

キックボード流行の端緒を開いた(かもしれない)一台を持っている件について

裏原宿のショップめぐりに最適だったために流行は広がった

当時は裏原宿ブームの最盛期で、原宿の裏通りはいつも若い買い物客であふれていた。
点在する裏原ブランドのショップをくまなくチェックして回ろうと思ったとき、手軽な折りたたみ式キックボードは、最高の足になった。
裏原宿キッズがショップめぐりに使うようになったのち、キックボードの流行は全国へと飛び火していった。

約20年前に手に入れた僕の初期型キックボード、その後どうしたかというと、実はいまだに使っている。
もうだいぶ古びてしまったけど、こういう想い出がある品なので、なんとなく手放せないでいる。

いまでは子供以外で乗っている人をあまり見かけなくなったキックボード。
でも僕は堂々と、今日も近所のコンビニまで乗っていくのだ。

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新刊紹介

佐藤誠二朗

さとう・せいじろう●児童書出版社を経て宝島社へ入社。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わる。2000~2009年は「smart」編集長。2010年に独立し、フリーの編集者、ライターとしてファッション、カルチャーから健康、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動を行う。初の書き下ろし著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』はメンズストリートスタイルへのこだわりと愛が溢れる力作で、業界を問わず話題を呼び、ロングセラーに。他『オフィシャル・サブカル・ハンドブック』『日本懐かしスニーカー大全』『ビジネス着こなしの教科書』『ベストドレッサー・スタイルブック』『DROPtokyo 2007-2017』『ボンちゃんがいく☆』など、編集・著作物多数。

ツイッター@satoseijiro

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