2026.4.6
1回5分からでもOK! 「読ませない」「止まりながら読む」「意味を補う」…国語の理解力をアップさせる「読み聞かせ」に重要な3つのポイント
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「ディスレクシア」を持つ子どもでも国語力は伸ばせる
「ディスレクシア」とは、知的な発達には遅れが見られないのに、文字の読み書きに困難があるという特徴を持つ学習障害のひとつです。発達性読み書き障害、読字障害、識字障害、などとも呼ばれます。文字が滲んで見えたり、波を打つように見えたり、音と文字が繋がらなかったり、どこを読んでいるかわからなくなったり、漢字だけが覚えられなかったり、一文字一文字追うのでとても疲れたりします。この原因は、脳の発達の影響で情報処理がうまく機能しないためと考えられています。
ディスレクシアを持つ子どもは、通常の会話は問題なくでき、自分自身の中での困り感はあっても集団としての困り感に繋がりにくくて見過ごされる割合も高く、「なんだか読むのが苦手」「漢字だけはどうしても覚えられない」「書くのが遅くてノートをとることが嫌い」「読んでも頭に入ってこない」という状態を、「なんでだろう?」と感じつつも、「自分の努力不足」「自分はできないからダメだ」と自分を責めたり、「こんなものだろう」と医療や工夫まで辿り着けない子どもたちも多いようです。「文字を見る→すぐ音に変換する」というところで詰まりが生じ、読むのにとても時間がかかるようです。実際、教え子の中にも、自分がディスレクシアだと気づいていなかった生徒が何人もいました。
ディスレクシアを持つ子どもの場合、「文字を見る→すぐ音に変換する」というところで詰まりが生じ、読むのにとても時間がかかるようです。
一般的に、子どもに国語力をつけさせたい場合、愛情ゆえ「(読めないのだから)もっと音読させる」「(覚えないのだから)書かせる」「(慣れればできるようになるから)毎日やらせる」という方法を取られる方が多いようですが、程度の差こそあれ読み書きに難しさを感じている子どもたちにこれを課すと、「読めない」「理解できない」「怒られる」という失敗体験の蓄積になり、「やりたくない」が完成し、国語嫌いに拍車がかかってしまいます。
でも、やり方を変えれば、ディスレクシアを持つ子どもでも国語力を伸ばすことができます。文字を読むことが難しい子どもたちにとって、「読むこと」と「理解すること」は、別の作業です。文字を音に変えるところでつまずきやすい一方で、聞いて理解する力は、しっかり持っていることが多いです。そこで、「読み聞かせ」を有効活用します。自分で読めなくても、内容を理解する経験を積むことができるからです。読む力は後からついてきますが、理解力は先に育てる必要があります。「自分で読ませないと意味がない」と思うかも知れませんが、実際には、理解できる経験を先に積むことの方が、はるかに重要です。また、読むことは自体、読みやすさを補うリーディングルーラーや、文字を拡大することで読みにくさが緩和されることが知られています。そして、理解力を先に育てることで、読むこと自体も容易になる傾向があります。
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