西洋絵画を鑑賞するとき、私たちはどこを見ているでしょうか。
全体の雰囲気、色使い、モチーフ……さまざまなアプローチがありますが、細部の意味や作品世界の背景を知れば、より深く絵画を味わうことができます。
古代ギリシャ・ローマ神話、キリスト教、聖母、聖書の物語世界、寓意、異端、魔女……画家が作中に散りばめたヒントに込められた意味とは。
小説執筆と並行して美術研究を重ねる、芥川賞作家の石沢麻依さんによる西洋美術案内です。
全体の雰囲気、色使い、モチーフ……さまざまなアプローチがありますが、細部の意味や作品世界の背景を知れば、より深く絵画を味わうことができます。
古代ギリシャ・ローマ神話、キリスト教、聖母、聖書の物語世界、寓意、異端、魔女……画家が作中に散りばめたヒントに込められた意味とは。
小説執筆と並行して美術研究を重ねる、芥川賞作家の石沢麻依さんによる西洋美術案内です。
連載目次
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2023.10.26 公開終了
モデルの名前が失われても残るもの 第11回 カンヴァスをはさんで画家が対話する肖像
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2023.8.24 公開終了
鏡が浮き彫りにするのは、目に見えない真実か、仮初の現実か 第10回 画家の目としての鏡の役割
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2023.6.22 公開終了
神秘、自由、孤独や幻想…時代とともに移り変わる闇と夜の描かれ方 第9回 絵画の中の夜
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2023.5.25 公開終了
斬首、殴打…彼女たちはなぜこのような行為に出たか 第8回 ファム・ファタル(宿命の女)というレッテルを貼られた女性たち
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2023.4.27 公開終了
ボッティチェリ、クラーナハがウェヌス(ヴィーナス)を通して伝えたかったこととは 第7回 美女たちが見つめる先に映るもの
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2023.2.23 公開終了
老婆か妖婦か。激しい魔女狩りが起こった理由とは 第6回 社会の害悪の象徴として描かれる魔女
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2023.1.26 公開終了
姿の数だけ信仰のスタイルがある。第5回 聖母とマグダラのマリアの描かれ方
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2022.12.22 公開終了
美術史上初の静物の描き手、カラヴァッジョが絵の中に込めたものとは 第4回 失われゆくもの、移ろうものの表現者たち
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2022.11.24 公開終了
ドイツが豊かな森を描く一方、ボスやブリューゲルが目指した表現とは 第3回 絵の中の物語を包む風景の主役感
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2022.10.27 公開終了
画家の目と絵筆を通して鮮やかによみがえる、土地の姿と営みと 第2回 時間と空間を再現する風景描写
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新刊紹介
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SISTER“FOOT”EMPATHY
2025/6/26
NEW
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よみがえる「学校の怪談」
2025/7/4
NEW
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白兎先生は働かない
2025/5/26
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王者の挑戦 「少年ジャンプ+」の10年戦記
2025/5/9
よみタイ新着記事
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『立川志の輔独演会〜おかえり気仙沼2025〜』へのプライベート旅で志の輔師匠を直撃。「来年も来られるように1年をすごそうと思わせてくれる落語会です」
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- 6/28
真夜中のパリから、夜明けの東京へ
生きていること、それは今から会いに行けるということ。【猫沢エミ×小林孝延・往復書簡11】
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- 6/27
ケアとアートのダンス ~アクセシビリティのためのプロジェクト・レポート~
認知症当事者には薬だけでなくアートも必要!?――対話型鑑賞プログラム「アートリップ」【後編】
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- 6/26
エンパシーがAIにないのはどうしてか。その理由は身体を通した「経験」の有無にあるんじゃないか――【ブレイディみかこさん×西加奈子さん『SISTER“FOOT”EMPATHY』発売記念対談/後編】