2021/4/5
「何者」かになりたい 自分のストーリーを生きる
「何をしていいかわからない、でも、何かしたければなんでもできる時代に生きている」――令和は素敵な時代だ。
広告界の風雲児・三浦崇宏が新時代のリーダー9人と令和を生きるヒントを求めた対話の時間――。
革命的クリエイターと称賛され、「変化と挑戦」を合言葉に、令和を疾走する三浦崇宏。怖いものなしで突き進むかのように見える三浦氏だが、やはり、時に悩み、立ち止まることもある。そして、人間はそんな苦悩を乗り越え、成長していかねばならないものだが、そのために必要なことは「人との対話」であると、三浦氏は言う。
また、SNSにおけるフォロワー数や拡散、といったちょっとした影響力の比べ合いと、メディアとSNSによる炎上文化がはびこることで、「大物にはなりたくないが、何者かにはなりたい」と多くの人が願うようになった、とも指摘する。
本書では、令和という新時代の気分を体現化するかのような、この中途半端な欲望の正体を探り、変化する働き方、消費意識のもとで「何者かになりたい」と悩む人々の背中を、三浦ならではの優しさを秘めた熱い言語で後押しする。そのためにもっともふさわしい「対談」という形式を三浦氏は選び、新時代のリーダーともいうべき9人と対話、「何者」かになる意義、令和を生きるヒントを探った対談&自己啓発の書。
「何をしていいかわからない、でも、何かしたければなんでもできる時代に生きている」――令和は素敵な時代だ、と三浦はあとがきに記している。
対談相手(くつざわ、山内奏人、佐渡島庸平、カツセマサヒコ、正能茉優、郭晃彰、竜崎翔子、ゆうこす、糸井重里〈登場順・敬称略〉)
〈目次より〉
prologue●人間はみんな弱い。では強くなることは本当に大切なのか?
・おれたちは「小さな物語」を共有し、つながっている
・「何者かになりたい」という欲望の正体
1●若いうちから「何者」かになりたいと思ってるなら ×くつざわ
・「何者」かになれば幸せなのか?
2●「何者」かになるために必要なのは「才能」なのか ×山内奏人
・概念の向こう側を見つめる者たち
・若くして「何者」かになってしまったコンプレックスもある
3● 自分の人生をストーリーにする ×佐渡島庸平
・好奇心は矛盾を凌駕する
・おれたちはこの瞬間、自分の物語を生きている
4●日常はドラマチックじゃないなんて誰が言った? ×カツセマサヒコ
・自分と違う人間にこそ伝えるべきことがある
・「何者かになる」ことを肯定するのか、否定するのか
Column●どんな時代も生きていける人になろう
・「やりがい」はどこにあるのか
5●一流とは? フロー型人材とストック型人材 ×正能茉優
・「一流」とは「権威」なのか
・「雑談」はお互いの目線合わせ
6●社会のバグになってはいけない ×郭晃彰
・「最先端」を追い続ければ、「最高峰」がついてくる
・将来を不安に感じるなんて贅沢だ
7●もう、意味の分かんない飯は食わなくたって、いい仕事は成り立つ ×龍崎翔子
・コミュニケーションの形は進化している
【特別対談】恋愛ってずっと難しいよ ×ゆうこす
・「何を言うか」ではなく「どう言うか」
・「肯定マウンティング」をしよう
・恋人へのサプライズは自分のためにするもの
【特別対談】「ほんとのことを言わないと 苦しい」って分かった(三浦) ×糸井重里
・ハイタッチがしたい
・花火の思い出は永遠
・頼む側として考えろ
・ほんとのこと言いたい
・本を売るための方法
・ギャング映画みたいに
・夢いっぱいのジャイアン