よみタイ

2019/11/26

着物憑き

加門七海

判型
四六判
頁数
256ページ
ISBN
978-4-08-788025-0
価格
1,400円+税
発売日
2019年11月26日

私が引き寄せられるのは、古いものばかり。物も着物も、幽霊も―。

日本古来の呪術・風水・民俗学などに造詣が深く、豊富な心霊体験を持ち、様々な分野で活躍する作家・加門七海氏。日常的に着物やアンティークを身につける本人の実体験や見聞きした逸話の数々……着物をめぐる怪しくも深遠な世界が綴られる十一章。
「よみタイ」人気連載、待望の書籍化!


「帯留」戦火を逃れた鮎の帯留。見た瞬間、自分のものならぬ言葉が――
「振袖」実家の箪笥を開けると、祖母の形見だという着物が見つかり――
「古着」市松人形のために手に入れた着物。夜、袖から白い女の手が――
「足袋」近所の路地沿いある、廃工場の駐車場。奥の闇に見えたのは――
「衣擦れ」眠りに入りしばらく経った頃。衣擦れの音に目が覚めて――
「糸」その姿を見た前後から、急速にアンティーク着物に気持ちが傾き――
「東と西」生地も染めも見事な着物なのに、誰もが試着後に首を傾げ――
「帯」最初から“体を巻くもの”として存在する帯。そのため蛇と化し――
「帷子」京都帷子ノ辻。空き地の木の枝に下がっていたのは――
「薄物」友人の祖母の遺品。美しい振袖がいつの間にか見当たらなくなり――
「文様」時を超え伝えられる数々の文様。それぞれに意味が込められ――

加門七海

かもん・ななみ●東京都生まれ。多摩美術大学大学院修了。学芸員として美術館に勤務。1992年『人丸調伏令』で小説家デビュー。日本古来の呪術・風水・民俗学などに造詣が深く、小説やエッセイなど様々な分野で活躍している。また、豊富な心霊体験を持つ。
著書にエッセイ『うわさの神仏』『うわさの人物』『猫怪々』『お祓い日和 その作法と実践』『お咒い日和 その解説と実際』『鍛える聖地』『大江戸魔方陣』『もののけ物語』『たてもの怪談』、小説に『祝山』『目囊』『203号室』など多数。

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