2021.4.18
「明けない夜はない」「止まない雨はない」のような言葉に、「壊れないビニール傘はない」が加わってもおかしくない
選んだ理由は「同じ壊れ方をしている傘がなくて面白い」から
3つ目は、単行本未収録の「ビニール傘」を挙げました。
これが落とし物かっていうと微妙ですけど。
街中に放置されているビニール傘を見るたびに、一つも同じ形をしているものがなくて、いろんな壊れ方をしているのが面白いなと思って眺めています。
そして、壊れて困った人がいるんだろうな、とか。そんなことを考えながら、台風の次の日とか、あちこちに壊れたビニール傘が落ちているのを見るのが好きです。
私自身はほとんど傘をさしません。
出身地である北海道の田舎の方では、あんまり雨が降らなくて、降っても雪になっちゃうので、傘をさす習慣がないんですよね。よっぽどの雨のときだけ。傘をささない方が男らしくてかっこいい感じがするし、単純にさすのが面倒臭いというのもあります。
それに、傘をさしても結局濡れちゃう。
左肩だけ濡れたり、リュックが濡れたり、どこかが必ずびしょびしょになってしまいます。
傘をさすのが下手なのかもしれません。
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