2020.6.27
「逃げるは恥だが役に立つ」はハンガリーの教えだった! 人生に迷ったら思い出したい世界のことわざ
人付き合いを学ぶことわざ
「ヤギをいくら洗ったとしてもヤギのにおいはそのまま」(エチオピア)
「ヤギを洗う」は人の性質や個性を変えようとすることのたとえ。人を自分の思うように変えることはできないという意味。
「魚と客は3日目から臭う」(チェコ)
誰かの家に泊めてもらう時、長居は禁物だという教え。
「口を閉じていれば蝿すら入らない」(スペイン)
余計な一言が原因でトラブルになり得る。「口は災いの元」と同じ意味。
「賞賛よりもプディング」(ヨーロッパ地域)
言葉でいくら褒められても何もならない。それよりも食べられる物をもらった方がいいという意味。
「コーラの身を包むのは葉、人を包むのは人である」(シエラレオネ)
人を大切にすること、というシンプルな教え。
(番外編)意味がわかると深いけど…ユニークすぎることわざ
ここまで見てきてもわかる通り、世界のことわざにはパッと読んだだけでは意味がつかみにくいものが少なくありません。
そこで最後に、意味がわかればナルホドと思うけれど、字面だけではナゾすぎる、情景を想像すると笑ってしまう……そんなユニークなことわざを取り上げます。
その土地の文化や歴史などお国柄が表れるのも、世界のことわざの味わい深いところです。
「突然アルマジロを贈られる」(アルゼンチン)
アルゼンチンではアルマジロがご馳走。思いもよらない友達に会えたときは、滅多に食べられないアルマジロを突然もらったときのように驚き、嬉しい、という意味。
「お尻の穴でカボチャの種を割る」(韓国)
表向きはおとなしそうに見せかけて、裏では陰険なことをする人のたとえ。
「タップダンスをするクマがパーティー会場にいるよ」(ドイツ)
魅力的な場所の意味。娯楽の少なかった時代に、サーカスで熊が披露するダンスに人々が魅了されたことからきている。
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以上、人生訓を学ぶ世界のことわざ特集でした!
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