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紫式部vs.樋口一葉~結局どちらが超一流? 時空を超えて天才女流作家の人生を徹底比較してみた

本郷教授の判定は…樋口一葉の勝ち!

【紫式部】
優:『源氏物語』は各国語にも翻訳される偉大な作品。宮廷サロンでも人気者に。
劣:ライバル清少納言のことは日記でボロクソ。どうやら本人は地味子の腐女子。

【樋口一葉】
優:森鴎外、島崎藤村ら文豪を驚かせた奇跡の才能。貧乏でも誇り高く前向き。
劣:生涯、貧乏と偏頭痛に苦しめられる。最期は結核を発症し早世。

どちらも才能豊かな人ですけど、紫式部は日記にこっそり清少納言の悪口を書いたりして、根は「陰キャ」。でも宮廷サロンで名声を得て成功する、とても恵まれた人です。しかし一葉は、才能には恵まれても、本当に不遇だった。それを考えると僕は、どうしても一葉に肩入れしてしまいます。

©まんきつ/集英社
©まんきつ/集英社

* * *
以上、紫式部vs.樋口一葉、女流ベストセラー作家対決でした!
本郷教授は、不遇の人生でありながら最後まで誇りを失うことのなかった一葉に軍配を上げましたが、みなさんの“推し”はどちらでしょうか?

樋口一葉は五千円札の「顔」としておなじみです。
一方の紫式部も、実は二千円札に描かれています。

二千円札の裏面に奥ゆかしく描かれた紫式部。
今、その表情をはっきりと思い出せる人がどれだけいるのか……。
というわけで、「紙幣に描かれた女流作家対決」としても、樋口一葉の“勝ち”かもしれません。

書籍『東大教授も惚れる! 日本史 アッパレな女たち』では、このほかにも「ニッポンの女帝の中の女帝といえば持統天皇と春日局のどちら?」「絶世の美女の軍配があがるのはお市と陸奥亮子のどちら?」など、歴史を彩る42人の美女・才女・毒女たちの華麗なるバトルを収録。
歴史を動かしてきた女性たちの人生や意外な素顔を、本郷教授が“対決形式”で楽しく解説、ズバッと判定します!

ベストセラー『やばい日本史』でおなじみ、東大・史料編纂所の本郷教授が初めて語る女性が主役の日本の歴史。漫画家まんきつさんの毒と笑いにあふれるイラストマンガにも注目です。
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本郷和人

本郷和人(ほんごう・かずと)
1960年東京都生まれ。東京大学史料編纂所教授。
東京大学・同大学院にて石井進氏、五味文彦氏に師事し、日本中世史を学ぶ。著書に『新・中世王権論』『日本史のツボ』『承久の乱 日本史のターニングポイント』『戦いの日本史』『世渡りの日本史 苛烈なビジネスシーンでこそ役立つ「生き残り」戦略』、監修に『やばい日本史』など多数。
ドラマや漫画、アニメの時代考証にも携わり、識者としてはもちろん、日本史をわかりやすくおもしろく解説してくれる第一人者としても、各方面から引っ張りだこの存在。

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