2026.3.15
変わらず夢見がちな男性、もっと現実的になる女性……アラフィフ結婚観あるある論【大久保佳代子×中川学 新刊発売記念対談 後編】
今回は後編。対談のために大久保さんのエッセイを読み込み、ポッドキャストを聴き込んできた中川さんが少し暴走気味な質問を繰り出します!
(取材・構成/石井美輪 撮影/露木聡子 スタイリスト/野田奈菜子)
前編はこちら
「大久保さん、犬ではなく、僕を飼ってくれませんか⁉︎」(中川)
中川
ちなみに、大久保さんはチワックスのパコ美ちゃんを飼っていますよね。最近、僕も犬を飼いたい気持ちが出てきて。犬ってどうですか?
大久保
ワンコとの生活はめちゃくちゃ良いですよ、ただ、大変ではあるよね。お金もかかるし。結婚相談所と同じくらいかかるんじゃないですかね。
中川
月にどれくらい……?
大久保
ピンキリではありますけど。今はもう、昔みたいに人間の残飯を与えたりせず、ちゃんとしたフードをあげなきゃいけないし。私なんて、申し訳ないけど、お金があるんでね。1万円くらいのサプリとか、腸活用のふりかけとかも買いますし。トリミングも一回12000円のサロンに通っていますし。
中川
僕のヘアカット代の10倍……大久保さん‼︎ 僕を飼ってくれませんか⁉︎
大久保
イヤですよ(笑)。
――なんで今、犬を飼いたいと思ったんですか?
中川
イヤ、犬じゃなくても、猫でもいいんですよ。そもそも、動物が好きってところからの興味なんですけど、やっぱり、寂しさもあるのかな。繋がりを求めているのかな。
大久保
ワンコとの生活でいうと、その寂しさはかなり軽減されますけど。同時に、圧倒的に外を出歩かなくなるので。出会いみたいなことは確実に減りますよ。婚活を続けたいのなら、今じゃなくてもいいんじゃないですかね。まあ、動物を飼っていると、ひとつの信頼にはなりますけどね。この人はちゃんと生き物を大切にする心があって、お世話もすることができるんだって。でも、やっぱりお金はかかるからなぁ。鳥とか、小鳥とかどうですか? 餌代もそこまでかからなそうですし。
中川
鳥、ですか……。
大久保
なんか、違ったみたいですね(笑)

「やっぱり“トキメキ”と“性”は人間を狂わせるんですよ」(大久保)
中川
さっきから僕の話ばかりでアレなんで。大久保さんのリアルな結婚観を聞いてもいいですか。今はどんな感じなのですか?
大久保
そうですね、やっぱり50代のこれからって、年齢的にもあまり楽しいことを想像できないじゃないですか。だからこそ、その時々の思いをちゃんと話せて、大丈夫だよって言ってくれる、信用できる人が隣にいたらいいですよね。でも、さっきも言いましたけど、自分の空間に他者が入ってくるとことを許容できない自分もいるんでねぇ。
あと、ここまで一人で好きに生きてきたら、孤独死も受け入れなくちゃいけないのかなって。もちろんイヤだけど、それも仕方がないのかなぁと思ったり。「でも、いたらいいよな」「まだ間に合うかな」「もう無理かなぁ」の繰り返しですよ。
――その割合を数字にしたら、どれくらいになるのでしょうか?
大久保
78%が諦め、残りの22%はまだ希望を持っている感じですかね。22%って、まあまあ多めで申し訳ないけど(笑)。中川さんはどうなんですか。
中川
結婚相手に関しては、だんだん、優しい人がいいなって思うようになってきましたよね。
大久保
でも、「優しさ」って、中川さんの求める「トキメキ」とは真逆の位置にある気がするのですが。優しさを求めるということは安心感を求めているということ。でも、トキメク相手って緊張しちゃうし、自分のことをどう思っているのか気になるし、嫉妬したりもしちゃうし、心を乱されがちですよね。
中川
「トキメクけど、穏やか」が理想なんですけど……。
大久保
まあ、欲張り‼︎ その気持ちはわかりますよ。私も犬と一緒でね、年に2回くらい発情期がやってくるので。手も繋ぎたいし、イチャコラもしたくなる。でも、そういうのは絶対に感情を揺さぶられちゃうんで。やっぱり疲れるんですよね。
中川
たしかに、大久保さんのポッドキャスト『大久保佳代子とらぶぶらLOVE』を聞いているだけでも僕なんかどっと疲れますもんね。「こんな激しい恋愛がこの世の中にはたくさん存在していたのか!」と。全然知らない世界だったからこそ、聞いた後はぐったり……。でも、楽しいから永遠に聴いてしまうんですけど。
大久保
わかりますよ。不倫だったり、性に貪欲だったり、それはもう気持ちがたんまりと染み込んだメールが山ほど送られてくるんでね。
中川
で、そこに愛はあるのか⁉︎ これはあるのか⁉︎ どっちなのか……「ないのか‼︎」みたいな。大久保さんのジャッジはそっちなのか‼︎ みたいな。
大久保
感情移入がすごいですね(笑)
中川
たしかに『らぶぶらLOVE』を聴いていると「安心」と「トキメキ」は真逆にあるような気がします。
大久保
やっぱりね、トキメキと性は人間を狂わせるんですよ。既婚者のお悩みでよくあるのも、「お子さんができました→セックスレスです→夫が自分を異性として見てくれない→トキメキが欲しいです→そんなときに仕事先に性的な相手として見てくれる人が現れました→不倫しちゃいました」っていうやつですからね。
中川
結婚って……なんなんですかね⁉︎
大久保
世の中のいろんなことを知ってしまうと、そういう思いにもなってくるよね。だからね、やっぱり結婚は何も知らないときに勢いでしちゃったほうがいいんですよ。20代くらいでポーンとね。50代になるとさらに、老後やら、お金やら、相手の健康やら、考えることがどんどん増えていっちゃうから(笑)。
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